FC2ブログ






TJAR2018 ダイジェス動画公開 


 TJARのコアファンであるさとみんが今回も素晴らしいTJARダイジェスト動画を作ってくれた。
 
 普通のトレラン大会とは違って、TJARは日本アルプスを全て使うコースのため、動画の撮影だけでも膨大な労力がかかる。天下のNHKでさえプロの登山家や山岳カメラマンを大量投入して撮影するのだ。そんな中、さとみんと息子のカズ2人だけで(お手伝いはあったが)TJARをスタートからゴールまで追いかけた労力は本当に凄い。ギャラが発生するわけでもない、完全な趣味でここまでやれる情熱はもはや狂信的と表現してもいいくらいだ。それくらいTJARファンでいてくれるのはとても嬉しいことだ。
 
 動画編集は膨大な素材の中から1秒を編集するのに数時間かかるなんて事は普通にある。たった数分の動画だが、その裏にはとんでもない労力が掛かっているのだ。それを一人で編集して、アップしてくれたので早速ここで紹介したいと思う。

 ちなみに今回の動画はダイジェスト版なので、今後またテーマを絞った動画が公開されるとのこと。皆さん是非見てください。軽くコメントしてくれると僕もうれしいです。
 いつもありとう!さとみん!

 日々練成


 TJAR2018 ダイジェスト動画 Cameraman and Editor by SATOMI UEHARA
 
 
[ 2018/09/03 06:04 ] TJAR2018 | TB(0) | CM(6)

TJAR2018のブログ紹介


 TJAR2018が終わって10日ほど経つとそろそろ選手は報告書の執筆に入りだす。この報告書、文章を書き慣れていない人には全くの苦痛であろう。それぐらい膨大な量になる。しかし8日間もの記録を覚えているのか、と良く聞かれるが、面白い事にスタートから全てを鮮明に覚えているのだ。細かくいうなら登山道の段差や木の根まで覚えている。1年後同じコースを通る時、あ、この石まだここにあるのか。と思い出す程である。それくらい選手の記憶に強烈なインパクトを残しているのだと思う。

 ファンにはたまらないこの報告書であるが、選手自身も楽しみにしている。自分がここにいた時、あの選手はどこにいたのか。あの時はこんな気持ちだったのか。自分と他の選手の時系列がクロスして、そこから空白だった部分が埋まってきたりする。その話を報告書片手に語り合うだけでも夜が更けてしまうくらいだ。

 報告書の発表はおそらく報告会と同じになると思うが、待ちきれないファンの方もいると思う。そこでブログをやっている選手が報告書より一足先にTJAR2018の記録をアップしてくれているので、待ちきれないファンの方のために、一部のブログをこっそりとここで紹介したいと思う。

 みんな大好き、№22男澤選手のブログ 「突っ込め 突っ込め わ~お!」 
 序盤から順位に対する気持ちが溢れて、スピード感溢れる展開が面白い。8日間の大会で数分を競う、男澤選手独自の切り口が特徴的。

 特徴的なヘアスタイルで僕の推しメン、№12原選手のブログ「週末はだいたい外で寝てます。
 非常にテンポ良く、読ませる文章でTJARの楽しさ苦しさ面白さ辛さがよ~く感じられる。原選手のように文章も明るい雰囲気だが
その奥にチラチラと見え隠れするダークな部分がアクセント。その日の反省点と改善点が文末に記録されているので要注目。

 まずはTJAR2018を1日目から連載中のこのお二人をピックアップ。一度読み始めたら止まらなくなる面白さ。毎日更新が楽しみになりますよ。他の選手も連載を開始したら紹介していこうと思います。

 日々練成
[ 2018/09/01 06:43 ] TJAR2018 | TB(0) | CM(5)

TJAR2018 江口選手の山小屋での無補給完走


 望月選手の無補給完走が話題となったTJAR2018。だがその偉業の影に隠れてしまったが、もう一つの偉業が達成されているのを知っている人は少ない。その偉業とは、江口選手の山小屋での無補給完走だ。

 江口選手はかねてから「学生時代には全て自分で担ぎ上げていた。いつか山小屋での補給をなくしてTJARを完走したい」と言ってた。山小屋での補給無しは完全無補給ではないものの、その次ぐらいにハードルが高い挑戦だろう。野球でいうなら、パーフェクトゲームが望月選手、江口選手はノーヒットノーランに例えると分かりやすい。
 山小屋での無補給はとても難しい。アルプスでの行動食を全て持たなくてはならないのだ。それをOMMの25Lザックに詰めているとはとても思えない程の安定感だった。南アルプスだけを考えても、市野瀬で補給してから畑薙ダムに降りて井川の村まで無補給でいくためには行動食だけでもかなりの量になる。選手は皆、山小屋でのカレーを楽しみに進んでいる。それが食べられない。他の選手が美味しそうにカレーを食べている間、自分は持ってきた行動食だけを食べなくてはならないのだ。それを考えただけでもこの挑戦は大偉業といえる。
 TJAR2014では悔しいリタイアを経験したが、その経験は2016、2018と江口選手をとても成長させたのだろう。

 江口選手本人はとても謙虚であり、持前のキャラクター(いじられ役)が愛されている。普段の山行ではいく先々で遭難者を発見、救助したり、行方不明者を発見したりとまるで探偵の金田一のようだが、その都度適切な処置や行動で多くの人を救ってきた。時にはその小さな体のどこにそんな力があるのかという、遭難者を背負ってアルプスを駆けたりしている。愛され(いじられ)キャラだけではない、強さと優しさを兼ね備えているのだ。なお鬼嫁夫婦も演じていたがイチャlove夫婦である事は既にバレている。

 普段はいじり役に回っている僕だが、今回の偉業達成(しかも4位)には心からの賛辞と敬意を送りたい。ていうかいつの間にそんなに強くなったの!えぐっちゃん!!

 日々練成

 ※望月選手や江口選手の挑戦はあくまで自分自身に課したものであり、他選手と比較して優れていたり、価値があるというわけではありません。TJAR2018に挑戦した全ての選手をリスペクトしています。

IMAG0129.jpg
 偉業達成おめでとう、江口選手!
[ 2018/08/31 19:54 ] TJAR2018 | TB(0) | CM(2)

TJAR2018ヘッドライト考察 (SILVA推し)


 TJAR2018における個人的なヘッドライト考察。
 最も使用頻度が高かったのはヘッドライトの大御所ブラックダイヤモンド(BD)が一番使用されていたのではないだろうか。(市野瀬※デポジットで交換された場合もあり)その次はペツル、この二つのブランドで大部分を占めていたと思う。そして時点でLEDレンザーとSILVAであった。(及川選手のマニアックな選択よ!)
 
 BDは全体的にバランスが良く、モデルチェンジを繰り返してライトとしては熟成の域に達している。ペツルは専用リチウムバッテリーが専用プログラム処理されているのでバッテリー持ちが良く、明るさのバランスも良い。(センサーによる明るさ調整システムが秀逸)LEDレンザーはR8モデルがいち早く18650リチウムイオン電池電池を採用して、明るさと照射時間が抜群だ。

 そんな中に日本ではまだ知名度の高くないSILVAのヘッドランプが食い込んできている。SILVAといえば日本ではコンパスで有名だが、知名度としてはヘッドランプはまだまだ上記のメーカーには追いついていない。

 以前の記事でも書いたが(こちらこちら)、SILVAのヘッドランプはその独自の配光システムで、スポットを作らず周囲をムラなく照らしてくれる。これが夜間の山中ではとても「見やすい」のだ。※配光システムと見やすさについてはトレイルランナー2の記事を参照
 
 TJARのように夜間長時間ヘッドランプ行動をする場合にはこの「見やすさ」が非常に助かる。個人差はあるが、夜間行動が長い人にこそSILVAのヘッドライトを使ってもらいたいと思う。その見やすさに絶対納得するはずだ。(絶対的な明るさを求める場合には合わないので注意)
 巨大メーカーのヘッドランプが支配する中、日本では知名度の高くないSILVAのヘッドランプがTJARという舞台で使用されるのはやはりその性能が信頼されているからだろう。

 ヘッドランプに求めるものは人それぞれ、様々だ。レースでの使用なら明るさは絶対だし、より軽く、コンパクト化を選ぶUL系の人もいる。長時間夜間行動をする人はSILVAのヘッドランプを選択してみてはいかがだろうか。

 日々練成
 
IMAG0135.jpg
 TJAR2018 4位の江口選手も愛用。「丁度いい明るさで見やすいんですよー」

IMAG0145.jpg
 雨宮選手は2016からSILVAを愛用。今回は単三モデルのクロストレイル3を使用

IMAG3913.jpg
 大坪選手もSILVAのクロストレイルEXPLORE2を使用。市野瀬で交換したのかな?
 その他には高島選手もトレイルランナーを使用していた。

[ 2018/08/30 20:53 ] TJAR2018 | TB(0) | CM(9)

過去のTJARと現在のTJARの話


 TJARが昔と比べて変わってきたという声をちらほら聞く。昔はもっと自由だったし好き勝手やっている雰囲気が良かったと。その感情自体は良くわかるし事実第一回大会と比べて9回目の開催となる2018は大会としてとても大きくなり、メディアの注目もくらべものにならないくらい大きくなっている。草大会と言われる事もあるが、個人的にはもう草大会の規模を超えており、日本でも有数の影響力を持った大会になっていると思う。人気のあるイベントは回数を重ねていけば大きくなっていくものだし、その過程においてより洗練されていくのは当然だ。ある意味では現在のTJARは第一回に比べて大会として洗練されたものであるといえよう。それが以前の大会形態と比べて変わったと嘆くのは個人的には単に懐古主義であると思っている。昔はよかった、自由にやれた。という意見もあるが、大会が大きくなっていき、世間の注目が集まっていくうえでは、ルールとして今まで曖昧であった部分の明文化や、個人の判断に委ねられていた部分もある程度大会側で制限していくのは仕方のない事なのではないだろうか。(特に安全面においては)
 
 TJARの特徴は選手自身が主催者であり、大会は選手個人で完結するというところだ。大会はあくまで個人の集まりであり、たまたま同じ時間にスタートし、同じコースを辿り、同じゴールを目指すという前提がある。なのであくまで全ては自己責任。スタートしたらゴールまで大会側は一切手出しはしませんよ、というのが特徴だ。そのスタイルに惹かれて集まってくるのが選手を目指す人々であると思っている。決して栄光や名誉だけが欲しい人たちではないのだ。

 以前と比べて大会の雰囲気は変わってきたかもしれないが、その根本である自己責任はしっかりと受け継がれ、守られていると今大会をずっと見ていて感じた。少なくとも選手はそれを感じ、守り大会に参加していただろう。
 今大会は新しい風が吹き、次回大会へ向けて大きな変化があった大会であったと思う。(望月選手の偉業についてはここでは割愛)新しいスタイル。初参加選手の躍進(TJARは経験者が大きなアドバンテージを持っている)ベテラン(経験者)の苦戦。これらも全て大会がより洗練されて、より高みへと進んでいく過程で発生した出来事ではないだろうか。流れのない川は淀む。大会もまた常に流れ続けないと内輪だけの透明性のないものになってしまう。「古き良き時代」は己の心の中にだけおいて、僕はさらに洗練されたTJARを見ていきたいと思う。

 次回は2年後2020年。さらに進化したTJARがどんなドラマを生むのか楽しみだ。

 日々練成


 
[ 2018/08/29 20:45 ] TJAR2018 | TB(0) | CM(0)