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 ガレージブランドの話 SAYAMA works ミニマリストウォレット


 近年ガレージブランドが製作したバックパックや小物類が増えている。製作者の設計思想が大胆に反映されているのが特徴であり、大手メーカーでは出来ない使い手の要望に応えた細かなオーダーや、小規模製作ならではのオンリーワンの製品製作なども可能だ。しかしその魅力はやはり作り手の設計思想が反映された製品にあるだろう。

 TJARでも今回は30選手中11人が同じガレージメーカーの製品を使っていることで話題になった。選手は皆体格も違えば走り方や重心も全て違う。それぞれの選手に合わせて細かく調整し、要望を取り入れてストレスなく使えるように作られたバックパックは選手からもとても好評だったと聞いている。

 僕も興味ないわけではないが、オーダーなんてするような激しい山行をするわけでもないのでまだまだ既製品ザックで十分かな、と思っている。 (以前ガレージブランドのkanazawaPACKSさんからお借りしたバックパックがことのほか使い心地が良くて借りパク状態である…kanazawaPACKSさん近いうち返します!)

 先日男澤さんと飲んだ時に、男澤さんがTJAR2018で使っていたガレージブランド、SAYAMA worksさん製作の財布をプレゼントしてもらった。(男澤さん、SAYAMAさんありがとうございます!)
 このSAYAMA worksさんは「人を助ける山道具」が理念で、製作者本人も医療関係者であり、使い手の手助けになるという考えが色濃く反映された道具を製作している。(男澤さん談)

 初めてこういったガレージブランド手作りの製品を手にしてみたが(所有した、という意味)大手メーカーや大量製作、販売ではとても出来ない設計思想の反映や、細かな拘りが所狭しと詰まっている。
 軽さや薄さもさることながら、絶妙な力加減で剥がれるマジックテープ、片手でも操作できるテープの取付け位置。山にはもちろん、普段使いでも十分対応できるカードシースや小銭入れ。小銭を入れた時の厚みで二つ折りにしたときに左右でズレが出ないようにオフセットで縫製されていたりと、そんなとこまで気が付く?という配慮が作り込まれている。シンプルなつくりの中に、こういった機能性だけでなく人に優しいデザインがSAYAMA worksさんの特徴なのだろう。

 僕はガレージブランド信者ではないし、どこのブランドが優れているとか、どこが悪いとか言う気はない。それぞれのブランドにそれぞれの設計思想と理念があり、それらは全て正解なのだ。あとは使う側が自分で選んでいけばいい。だからバックパックはここのブランド。小物入れはここのブランドという風に混ぜて使ったって構わないと思う。それぞれの長所短所を生かして使えばよい。もちろん一つのブランドに拘ってもいいと思う。そういう自由な発想から生まれたのがこういうガレージブランドなのだから。

 今回いただいたミニマリストウォレットは大切に使わせていただきます。ありがとうございます。

 日々練成

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 シンプルながら機能性と使い手への優しさが詰まった超軽量ウォレット(財布)
[ 2019/01/17 06:16 ] 道具 | TB(0) | CM(0)

スキーブーツインナー 熱成型


 晴天予報なので明日は山に行くことにした。
 その前に今シーズンイマイチ足に合わないブーツのインナーを成型しなおした。足形が変わったのかインナーが変形したのか、どうも足底が締め付けられて歩行中も痛みが出るのだ。これでは楽しくない。

 インナーをオーブンに入れて加熱。その間に足がシェルに当たりそうなところにパッドを張ってカバー。オーブンで十分加熱したインナーをシェルに入れて、足を入れる。インナーが膨らんでいるのできつく締め付けられる。10分程したらバックルを解放してインナーを冷まして完了だ。以前よりは改善されたと思うけどあとは使ってみてどうかな。

 明日はゆるゆる楽しんできます。

 日々練成


 
[ 2019/01/12 19:49 ] 道具 | TB(0) | CM(3)

光学式心拍計と心電式心拍計 (手首計測と胸バンド計測) GARMIN POLAR


 本日光学式(GARMIN fenix3jHR)と心電式(POLAR RC3GPS)で心拍計測の比較をしてきた。(POLARは胸バンド計測のみ)

 コンディションは雨。気温5度。コースはアップダウンの多い100%ロード。11km往復の22kmで計測。
 今回は心拍計のみの計測なのでGPSやその他の機能は割愛。

 事前に安静状態で二つの時計をつけて計測してみたところ、両者に差はほぼなし。念のためガーミンは胸ベルト式心拍計もつけて計測したけど、手首計測と差はなかった。安静状態ではガーミンは手首でも胸バンドでも差はない。実際に脈拍を触知して計ってみたがこれも差がなかった。結構正確なんだなと軽く驚く。
 
 早速実走して計測開始。走り初めから意外にも両者差はなし。というかほぼ同じ。これにはびっくりだ。光学式がかなり頑張っている。序盤のアップダウンでそこそこ心拍が上下したけどこれもしっかり追従。中盤、コースがフラットになったら1~2程度しか違わない。これなら普段使いで十分活用できる。しかし終盤心拍が上がってきて、さらにアップダウンの激しいラスト2kmではPOLARよりGARMINは10~15低い計測値となった。一気に心拍が上がるような状況だと追従しきれないのかもしれない。もしくは急登を走ったときの腕振り等で光学センサーがずれた可能性もある。そしてずっと雨だったので手首が濡れている時と乾いている時の差はあるのか。これは今後検証が必要。

 とりあえず初回の使用としては十分合格点だ。重さも気にならないし、カラー液晶画面も見やすい。情報量が多すぎて見にくいこともあるけど、これは画面表示をカスタムすれば良い。次回はペース走等の高心拍トレーニングで試してみたい。

 日々練成

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 上がGARMIN、下がPOLAR。それぞれグレーの山グラフと赤の線グラフが心拍。
 GARMINは心拍が急上昇した最後が乱れている。


 
[ 2019/01/08 20:07 ] 道具 | TB(0) | CM(2)

スキーとワックス


 今シーズン使う板に新しくワックスを入れた。
 とりあえずはセンター84のバルトロに入れてその後に太板にも。今シーズン、ワックス技術とワクシング道具一式を伝授した後輩君に1本1000円でお願いした。後輩君はゲレンデボーダーだが、競技ボーダーらしくワクシングには拘る人間だ。ワックスの入れ方やワクシング自体は賛否両論あるけど、僕はしっかり入れる派。ワックスを入れると板は良く走るし、何よりソールの見た目が良い!ピカピカに光ったソールを見るだけでまだ見ぬバーンへの思いが高まってくる。管理された道具の美しさはその人の心の美しさでもある(個人差有)

 しかし先シーズンの黒部横断の時に結構細かい傷をソールに作ってしまったバルトロが痛々しい。道具は使えば傷ついていくものだけど、わざわざ傷つくリスクがあるのにあえてそっちを選ぶ事は僕にはできない。僕はある程度雪が積もってしっかりブッシュやギャップが隠れてからで十分だ(僕はね)
 今シーズンの初滑りはいったいいつになるやら。でも無理やり滑るより真っ新なバーンを待ち望んで滑った方が僕は楽しみが増える。とりあえず早く雪降れ!(山間部だけね!)

 日々練成
[ 2018/12/15 18:00 ] 道具 | TB(0) | CM(2)

発熱系素材の話


 ユニクロのヒートテックが登山に向かない理由は色々なところで語られている。では登山メーカー等でもよくある発熱系素材はどうなのだろうか。
 羊毛、いわゆるウールは濡れても冷たさを感じにくいのはその繊維の構造にある。登山にウールが向いているのは汗等の水分でウェアが濡れてしまっても、ウールなら綿や化繊より体温を奪われにくく、防臭効果もあるという点だ。これは今も昔も変わることないウールの良さとして使われ続けている。しかしウールは素材として実はそれほど暖かいというわけではない。暖かさの原理がデッドエアを溜めること、自分の体温で暖められた空気をいかに生地の中に溜めておけるかという事になると、ウールは他の繊維にやや劣る(もちろん編みや構造によって変化するけど)
 
 そこでじゃあ一番暖かい素材(製品でなく素材ね)はなに?という話になってくると話題になるのが、冒頭の発熱系素材だ。正確には吸湿発熱繊維というらしい。
 難しい化学の話は省くが、こういった繊維は水分を含む(吸湿)すると発熱する。それが暖かさになるのだが、これだけを聞くと汗をかけばかくほど暖かくなりそうだが実際は違う。発熱系素材の広告にはあたかも人の肌から発せられる水蒸気で発熱してそれが持続するようなイメージが書かれているが、実際に繊維が発熱をするのはその繊維が水分飽和状態になるまでであって、汗をかくなら最初の数分から十数分でその機能は失われる。あとはただの水分を含んだ布になり、汗冷えや不快感に繋がっていくだけだ。

 普段家で使うなら服が濡れるほど汗はかいたりしないし、吸湿したあとは体温で乾燥もされるので発熱のサイクルは比較的長くなる。なので暖かく感じる。しかし登山やスポーツにおいては汗をかくことが前提だし、もし汗や他の水分で濡れてしまってもそのあとに汗冷えしないような機能が必要だ。登山、スポーツでの発熱系素材は最初の数分は暖かいかもしれないが、その後に必要な機能がない。これでは登山に向いているとは到言えないと思う。

 大型スポーツ量販店や、作業着系のオリジナルメーカーでもこういった発熱系素材をウリにしたウェアをよく見かけるが、あくまで日常使いの範囲で機能するのであって、ウェアを自分を守る道具として考える登山では選択肢に入れるべきではないと思う。

 ウールにも長所短所があるし、最新の化繊にも長所短所がある。どれが最高ではなく、天気とシチュエーション、季節と山域、自身の経験や体力によって使い分けるのが良いと思う。発熱系素材はまあ、通勤通学で使うぐらいにしとくのがいいかと…。

 日々練成
[ 2018/12/08 06:50 ] 道具 | TB(0) | CM(0)