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冬季白山登頂 再挑戦 完遂

再挑戦となる冬季白山登頂。

前回敗退してから1週間。この日のためにモチベーションを高めてきた。
雪も落ち着き、前回のようなラッセルもないだろう。

0時に自宅を出発。1時半に白峰ゲートに到着。車は僕だけ。
準備して2時にゲートを出発する。
前回と違い路面に雪は全く無い。凍結も無い。快調にゴリゴリペダルを踏む。40分程で市ノ瀬到着。早い早い。まだまだいくぜ。ゲートから別当へ。上り坂を根性で漕ぐ。途中何度もウェアを脱いだりして時間を食ってしまった。
白峰から1時間40分で別当到着。おや?管理センターに明かりが点いている・・・?常夜灯か?なにやら動く気配が。
心臓が期外収縮するぐらいびっくりした。人だ、人がいる。コッヘルに雪を取っていた。お湯を沸かすのか?挨拶して近づくとなんと外国人だった。オーストラリアとアメリカの2人組み。日本語は通じるようだ。別当の冬季部屋で宿泊しているらしい。昨日白峰から4時間かけてきたという。なかなか気合が入っている。今日ピークに行くようだ。
一緒に写真をお願いする。お互いの健闘を誓って僕は先に出発した。

3ショット
気さくなナイスガイ達だった。彼らが無事ピークを踏めますように。

吊り橋の板は撤去されていた。凍結しているので慎重に渡る。
4時20分。吊り橋終点より登頂開始。
雪は締まっていて歩きやすく、前回とは大違いだ。何人かのトレースもあった。殆どスキーだが、物好きなワカンも一名いた。ゴリゴリ標高を上げる。あっという間に前回敗退地点を超える。
中飯場まで40分。まずまずのペース。ここよりスノーシューを装着する。雪は相変わらず締まっている。時折藪が行く手を阻んで歩きにくい。甚之助避難小屋で夜が明けた。ここからはいよいよ凍結斜面が出てくる。スノーシューのクランポンを慎重に効かせて登る。天気は曇りだが晴れ間も見えるようだ。
南竜分岐で暫く考えたが、行き慣れた黒ボコを目指す事にした。急な斜面で凍結しているのでスリップすればアウトだ。黒ボコ直下の沢を登る。完全に凍結斜面。しまった、これはなかなかだぞ。ストックからアックスに持ち替え、支点を取りながら登る。猛烈な風が吹き降ろし、目も開けていられない。クランポンが効きにくい場所まで出てくる。慎重にルートを見極める。黒ボコまで行けばあの景色が見られるのだ。
ようやく黒ボコだ。立っていられないほどの猛烈な風。岩陰に避難し、ゴーグルを着ける。
振り向くとそこには信じられない景色が広がっていた。
これだ、これを見たいから登ってきたのだ。

冬の白山この景色
夏とは全く違う雪に閉ざされた白山。これが見たかったのだ。

しかしまだ道半ば。阿弥陀ヶ原を渡る。猛烈な風だ。よろけるのではない、押し倒される程の風。耐えながら室堂を目指す。阿弥陀ヶ原からは全てが凍てつく別世界が広がっていた。

全てが凍てつく
凍てついた別世界。こんな風景に出会うとは。


五葉坂を登ると室堂が見えた。建物は半ば雪に埋もれている。
神社も雪に閉ざされていた。

神社
雪に閉ざされる白山神社。その奥には頂上が見える。

神社で参拝して、頂上を目指してラストスパート。
凍結斜面を登る。風が物凄い、耐えるしかない。
9時10分、頂上。
思わず叫ぶ。ついにここへ来たのだ。下から見るだけしか出来なかったこの場所に僕は立っている。まさに凍てつく別世界。こんな場所がこの世にあるのか。感動だ。
風が凄いので写真が上手く撮れない。立っているのもやっとだ。なんとかタイマーで一枚だけ撮影する。
早々に下山しよう。この天気も長くは持たない。

冬季白山登頂
やっとの思いで一枚だけ撮影。誰かわかりません。


凍てつく奥宮
凍てつく奥宮


別山
別山も雪に閉ざされている。

シュカブラ
シュカブラが斜面に延々と続いていた。


山頂から室堂、阿弥陀ヶ原へ風は相変わらず凄い。早く下山しよう。ハイドレーションは凍り付いて使えない。
黒ボコ手前でクランポンに履き変える、下山の斜面が不安だ。

阿弥陀ヶ原
スノーシューからクランポンへチェンジ。下りは要注意。

黒ボコ下を慎重に降り、夏道へ。小さな落石が目の前を飛んでいった。危ない、早く通り過ぎよう。
途中ルートロスして沢に迷い込む。もがいて脱出。甚之助避難小屋へ。
小屋の中で服装を整える。防寒装備を脱ぎ、動きやすくする。ここからはトレースが増えている。あの外国人二人組みらしい。途中でトレースが消えていると思ったら、ピークには向かわなかったのか?中飯場より壷足で下りていた。僕もスノーシューを外し壷足へ。石畳を降りて、吊り橋。慎重に渡りきり、自転車を取りに行く。あの二人は既に撤収していた。

吊り橋
前回の敗退とは全く違うこの写真。

自転車で林道を下る。早い。思わずやったぜと叫ぶ。
市ノ瀬ゲートから白峰へ。途中何人かのチャリスキーヤーと出会い、軽く話しをする。皆さん物好きです。
快調に飛ばしてゲートへ。やった、ついにやったのだ。
今年ラストの目標、冬季白山登頂。あの白く輝く頂に僕は立ったのだ。自分の脚で。充実感と感動で叫びだしたいくらいだ。
家へついたら、冷えたビールが飲みたい。

帰還
ミッションコンプリート

今年の登山計画は一応終了です。でも絶対次の山へ行きますよ。

ミッション完遂!日々練成!やったー!

[ 2012/11/24 20:39 ] 特別企画 | TB(0) | CM(6)