TJAR2014記録 8日目 その1 (17日)

 激痛の走る太腿でウソッコ沢小屋への下りを降りる。一人になると再び幻覚が見え始める。沢の音が凄い、きっと連日の雨でかなり増水しているのだろう。コースタイムよりかなり時間がかかって中ノ段の標識。それから朦朧としながらフラフラといつ着くともない下りをひたすら降りる。ウソッコ沢小屋はいつ通過したのか・・・。記憶も曖昧だしそもそも小屋を見たのかも怪しい。金属製の階段は前向きで降りると脚に激痛が走り転びそうになる。両手で手すりを握って横向きや後ろ向きで何とか這うように降りる。下に見える沢の増水が凄い。落ちたら間違いなくアウトだ。手すりのない階段は慎重に降りる。

 何個階段や吊り橋を渡っただろうか。雨で滑りやすく、申し訳程度のトラバース道を進む。本当にこの道で合っているのか?試走出来なかった道は不安になる。何箇所か崩落した場所を通り、川べりまで降りると道が途切れていた・・・。そんなバカな。何度も地図を見るが自分の位置に確信を持てない。そのうちガスや雨で視界がどんどん狭くなってきた、と思ったらこんな時にヘッドランプのバッテリー切れ。予備のライトで照らしながら雨の中バッテリーを交換。探りながら先を進むが何度も行ったり来たり。「絶対に負けるか!」叫んで自分を奮い立たせる。僅かなペンキマークを見つけて進むとヤレヤレ峠と文字が。ようやく自分の位置が分かる。地図を見て確認。ここまできていたのか。最後のトラバースでも迷いながらフラフラになって進む。

 ふと前をみると吊り橋の基礎コンクリートとワイヤーが見えた。畑薙大吊り橋だ。もう怖さなんてない。一刻も早くここから脱出したい。ストックを落とさないように二本まとめて持ち、片手でワイヤーを掴みながら無心で渡る。今まで聞こえていた沢の轟音がいつの間にか静寂に変わっていた。

 対岸に渡るとどっと疲れが。同時に忘れていた靴ずれの痛みも。時間は1:30か2:00だったか・・・?舗装路を進むとバス停の東屋が。そこに米田選手が仮眠していた。かなり熟睡しているようで、このままだと寝過ごすような勢い。申し訳ないが声をかける。起きる米田選手。結構仮眠していたようだ。僕も仮眠しようかと思ったが、関門までは後5時間。距離は25km。歩いても間に合うが眠気がヤバいので少しでも仮眠したい。だが寝てしまうと寝過ごしそうでかなり不安。とりあえず行けるとこまで歩いて眠気が我慢出来なくなったらそこで仮眠する事にした。その前に足のケアをしようと靴を脱ぐ。足の裏は酷い有様だ。出来る事は絆創膏を貼ったりワセリンを塗るぐらい。米田選手は先に出発。僕も足のケアが終わった後に出発。

 ここから地獄を見た。

 歩きだしてすぐさま眠気に耐えられず仮眠しようと適地を探すが回りはアスファルトの道。少し歩くと目の前に「選手仮眠場所」とかかれたスペースがあった。ここで寝ようと近づいてザックを降ろすと、そんな物は何処にもない。ただ暗闇とアスファルトがあるだけ。幻覚だ・・・。ザックを背負い直して歩くと今度は東屋とベンチが。近づくとやはり何もない。目の前にはガードレールがあるだけ。今度はチェックポイントの看板。ああ、やっと着いたと小走りに駆け寄ると道路脇の壁面にぶつかった。これも幻覚。そのうちもうチェックポイントを通過したような感覚がやってきて、もうここで熟睡していいんだと思いだす。いやいや、そんな訳ないだろう。進まなきゃ。そして見えてくるのは選手仮眠所のスペース・・・。フラフラと幻覚と現実の境目を行ったり来たり。どちらが現実か分からなくなってしまったり、ふと我に返ったり。幻覚で眠る事も出来ないまま記憶が途切れた。

 どれぐらい繰り返しただろうか。後から調べると2時間以上彷徨っていたみたいだ。ここまでは少し記憶が途切れて何をしていたのか覚えていない。
 気がつくと遠くから近付いてくる明かり。強烈な明るさが目に飛び込んできて我に帰る。目の前には車のヘッドライト。
 「仙波さん!」
 かけられた声にああ、名前を呼ばれていると脳みそが僅かに反応した。車から降りて来た人は誰だっけ・・・。大丈夫ですか!と言われて一気に現実に意識が戻って来た。ここはどこだろう。何をしていたんだ?声をかけてくれた人物は応援に来てくれたMH.TRCの安井さん、上田夫妻だった。我に返って現在位置を聞くと畑薙第一ダムのすぐそばだという。井川オートキャンプ場まで後16kmほど。時間は4時半。あと2時間半で15km、不可能じゃない。安井さんと上田君も行けますよ!と力強く声援を送ってくれる。突然スイッチが入ったように全身に力が沸いてくる。進むんだ、関門まで、何としても。

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彷徨っていた直後の貴重な僕の写真。(上田君提供)

 安井さん、上田夫妻の応援を受けてダッシュでダムを渡る。走りながら地図を見ると本当に残り15kmか疑わしい。途中何度も距離を確かめるがその度に間に合うのか不安しか広がらない。だけど進むしかない。足の痛みをねじ伏せて今出せる最大のスピードで走る。
 先行した安井さん、上田君が再び車で来てくれて応援してくれた。「あと8kmです!間に合いますよ!」残り1時間20分で8km。大丈夫いける。トンネルを何個かくぐると大きなカーブを曲がった先に安井さんの姿が。大きな声で僕を呼んでくれている、何より力が出て関門まで200mは最高速で走った。
 
 6:43
 井川オートキャンプ場 関門
 仲間の力で関門に着く事が出来た。安井さんと握手を交わす。米田選手と柏木選手が出発準備をしているところだった。とりあえず関門を出る事を告げて、関門通過。その後足のケアをする。この時初めて自分の太腿から下、膝が曲がらないぐらいに腫れている事に気がついた。膝関節が隠れる程腫れている。膝の曲がる角度が半分ぐらいしかない。靴下を脱ぐとマメと靴ずれは酷いもんだ。皮もふやけて半分ぐらい浮き上がっている。少し乾かしてシューズを履くと、紐が結べないぐらい足が腫れているらしい。でも進むしかない。
 スタッフから田中選手が茶臼小屋でリタイヤした事を知らされる。あの田中選手が、どうして。あんなに元気に市野瀬を出発して、行く先々で元気に先行していたのに。何が起こるか分からない、今は自分に集中だ。

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関門到着直後の僕。後は米田選手。(安井さん提供)

 飲み物を買って7時半過ぎ、安井さんとガッチリ握手して井川オートキャンプ場を出発。雨は上がって少し晴れ間も見える。濡れて重いストックシェルターを広げてザックにかけ、干しながら進む。すれ違う沢山の人に応援を頂いて元気が出る。本当にありがとうございますしか言えない。応援で進んでいる感じだ。先ずは井川駅までを目標に歩きだした。

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 日々練成

 
[ 2014/08/31 18:53 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(0)

関西TJAR慰労会

TJAR更新はお休み

今日は京都でTJAR関西支部の慰労会です。
皆さん最高の話で盛り上がりました。ありがとうございました。
[ 2014/08/30 22:25 ] 独り言 | TB(0) | CM(0)

TJAR2014記録 7日目 その2 (16日)

 百閒洞から少し斜面をトラバース気味に高度を上げる。中盛丸山への登りでなんと前大会3位の小野さんが!ランシャツランパンの超軽装でさすがです。ここはトレーニングコースだとうので驚きだ。応援をいただく、ありがとうございます。中盛丸山から少しだけ高度を落とすと小兎岳。

 小さなピークを超えるとガスの向こうに巨大な三角形のシルエットが!「でかい、あれが聖岳ですか?」と思わず声に出すと柏木選手がゆっくり振り返ってボソリとつぶやいた 「うさぎ・・・」
 半笑も引きつりながら兎岳への登りを進む。脚のダメージがこの頃から本格的に厳しくなっていた。登りは大丈夫だが下りは強烈な痛みでストック無しでは相当厳しい。それでも登りだけは頑張れる、まだまだいける。足のマメと靴擦れも徐々に痛みが増してきた。大丈夫気にしなければどうという事はない。兎岳の山頂標柱を通過して少しくだれば鞍部へ。ここからいよいよラスボス聖岳へアタックだ。

 時折晴れるガスの隙間から右手に聖岳の大崩壊地が大迫力だ。赤色チャート盤岩の露出がいかにもラスボス的で威圧感すら感じる。急登を負けじと登る。ふと傾斜が緩くなったと思うと少し広くなった場所に方位盤が。隣りを見ると山頂標柱が立っている。聖岳山頂だ。3人で写真を撮る。思えば山頂で写真を撮ったのは空木岳と聖岳だけだった。
 
 15:20
 聖岳
 さあラスボス登頂完了。時間もないので先を急ぐ。砂礫の激下りは本当にきつかった。両大腿の激痛に耐えかねてロキソニンを投入。効いてくれればいいが。山頂直下でガスが晴れて聖岳山頂が顔を出してくれた。何となく僕達を見送ってくれているような気がした。また来るよ。
 降り始めて間もなく、今まで止んでいた雨が降り出した。かなりの勢いで降ってくる、あっという間に土砂降りとなって乾き始めたシューズもずぶ濡れになった。足の状態が更に悪化する・・・。

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聖岳山頂にて。(米田選手提供)

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最後にその姿を見せて見送ってくれた聖岳。


 小聖岳を過ぎた頃だろうか。今までの鉛色の空が突然割れるかのように青空が。その後一瞬で雲が吹き飛び空一面青空と太陽!あまりに突然の事に思わず3人で立ち止まってしまう。進む先には南アルプス南部の山々がその長大な稜線を伸ばしている。そしていつ以来だろうか、太陽の熱が雨具の上から降り注ぐ。そう忘れていた、今は夏だったんだ。
 雨でぬかるんだ登山道を下りながら3人で景色の写真を撮る。突然晴れた空はあまりにもまぶしく綺麗だった。そう、山はこんなに美しいのだ。聖平小屋手前の分岐で一息。久しぶりに雨具を脱いで太陽を浴びる。少し補給してラストは上河内岳を超えて茶臼小屋を目指す。

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晴れた上河内岳と久しぶりの青空を見つめる柏木選手と僕(米田選手提供)

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写真は全て米田選手提供

 南岳を過ぎたあたりで再び雨が。また雨かと思い雨具を着る。稜線に出ると風が強く寒い。2時間ほどで上河内岳の山頂直下を通過。米田選手は先に進み僕は柏木選手と進む。稜線をトラバース気味に下り、茶臼小屋手前ではかなり雨もひどくなってきた。

 19:20?
 茶臼小屋
 土砂降りの中茶臼小屋に到着。米田選手はかなり先だろうか?小屋の方が出てきてくれてお茶でも飲んでいきなと誘ってくれた。しかし時間外なので残念だがお断りする。小屋の方も残念がってくれた。TJARを応援してくれている茶臼小屋の方々の優しさがありがたかった。「また遊び来てよ」そういって僕らを見送ってくれた。

 畑薙まで急な下りを進まなければならない。しかし僕は脚の激痛でスピードは全く出ない。樺段を過ぎ、水飲み場を超えたところで柏木選手には先へ行ってもらった。

 ここからTJAR2014、僕の中で最悪の行程を進む事になる。

 水飲み場を過ぎて横窪沢小屋までは30分もかからないはずだ。しかしこの辺りから僕の頭はおかしくなっていたのだろうか。脚の痛みもあって全くペースが上がらない中、眠気と共に強烈なマイナスイメージが僕に襲ってきた。人間の悪意、敵意、憎悪・・・。そういった悪い感情がそこら中から湧いてくるように僕の頭に入ってくる。振り払うように進むが絡み付くような悪い感情が僕の足を何度も止める。幻聴が耳元で「お前のせいだ!」と何度も叫ぶ。看板の幻覚が何度も現れてはコースを外れてしまう。あまりの眠気で立ったまま寝てしまうがヘッドライトに寄ってくる虫に起こされては再び歩き出す。途中頭のおかしくなった僕は何度も大声で叫び、自分を奮い立たせながら延々と続くような下りを進んだ。

 どれだけ下っただろうか。ふと我に返ると少し下に明かりが見えた。直感的に幻覚ではないとわかる。柏木選手のヘッドライトだった。横窪沢小屋に着いたのだ。どれだけ時間がかかったのだろう。コースタイムの3倍以上かかった気がする。柏木選手と話して僕はまだ正常なんだと安心した。小屋の玄関にはメッセージペーパーが貼ってあった。通過した各選手がここにメッセージを書いている。最上段には望月選手の「大浜海岸で待ってます 将悟」の力強いメッセージ。米田選手も無事通過しているようで、「安全第一、絶対完走」のメッセージが。僕も「絶対完走、完全燃焼」と書き込んだ。畑薙ダムまではあと半分の行程。小屋の方が出てきてくださり、「安全第一だよ。絶対に無事で帰るんだ」としっかり握手してくれた。
少し涙が出そうになるがぐっとこらえる。小屋の方の見送りを受けて雨の中再び先を目指す。柏木選手はすぐに見えなくなった。

 足の激痛は痛みどめを貫通して芯にまで響く。だけどこんなところで終われない。何としても下まで降りるんだ。長い長い下りが再び始まった。

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 日々練成
 

 
[ 2014/08/29 17:11 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(2)

TJAR2014記録 7日目 その1 (16日)

 雨と風の音で目が覚める。時間は0時だったろうか。一度起きて再び寝た気がするが定かではない。シェルター越しに隣を見ると米田選手のシェルターに明かりが灯っている。米田選手も起きているようだ。体の芯に冷えを感じている事に気がつく。低体温の手前だ。直ぐにストーブを取りだしてお湯を沸かす。とにかく温かい物を体に取り入れる事が低体温から回復する唯一の手段だ。しかし頭の回転が鈍っているのか、クッカーをひっくり返してしまった。シェルター内にお湯がこぼれる。幸い余り量を入れてなかったのでそれほど水浸しにはならなかった。(浸水の方がひどかった)
 再び慎重にお湯を沸かして2杯飲んだ。体の中から温まるのを感じる。これで大丈夫だろう。クリフバーを食べた気がする。そろそろ行動をと思ってシェルターを開けると米田選手は寝ているのかな?声をかけると返事があった。二人でもそもそと雨の中起きてシェルターを撤収。(この時米田選手が見せてくれたボトルの話はまたの機会に)

 1:30?
 少し進むと直ぐに高山裏避難小屋だった。ようやく自分達の位置が分かる。キャンプ場を通るとストックシェルターが。誰だろうとネームタグを見ると柏木選手だ!寝ているだろうと思ったが、申し訳ないが声をかけると返事が。たったいまここに到着して倒れ込んだところらしい。少し仮眠するというので必ず再開の約束をして先へ進んだ。柏木選手が無事にここまで来ているという事実に元気が出てくる。鎖場をガシガシ進んで森林限界を過ぎるといよいよ荒川岳への登りだ。暗くガスで視界が無いなか、延々と続くような九十九折の道を進んでいく。これは多分DVDで大西選手が登っていたところだろう。視界が無い中での標高差600mの登りは流石に精神的に堪えた。

 3:00
 ほんの少し暗闇に藍色が交じり始める中、山頂付近の広い稜線に到着。途中少しルートを外れて登ったようだ。標柱を見つけて近づくと前岳の文字。荒川岳CPへ到着だ。ここから少しウロウロして中岳方面から分岐して荒川小屋へ降りて行く。
 明るくなる中、広くガレたカールを下る。足のダメージがかなり来ていてスピードが遅く米田選手には迷惑をかけたと思う。カールは鉄製の柵に覆われていて2箇所ドアを通過した。鹿害対策だろうか。

 5:00
 荒川小屋
 雨の中小屋のシルエットを見つけてほっとする。ここでもTJARスタッフの皆さんが待っていてくれた。メディカルチェックを受ける。尿検査は出発の時にお願いして小屋で食事をと思うがその前にスタッフから残念な知らせを受ける。江口選手と平井選手がリタイアしたとの知らせ。かなり気分が落ち込む。阿部選手は三伏峠を出発したと聞き安堵。でも江口選手と平井選手のリタイアの知らせは僕にとってショックだった。少し足取り重く小屋へ戻った。
 時間も早いので食事が出来るか心配だったが、小屋のご主人は快く対応してくれた。濡れた物もストーブを付けてくれて中で乾かすように言われる。優しさに感謝です。助かりました。
 ここは米田選手とカレー大盛りとうどんを注文。運んでいただいたカレーはオシャレなカフェに匹敵する美味しさ!うどんも街中でこれ以上のうどんを探すのは難しいぐらいの美味しさでビックリ。食べてしまうのがもったいなかった。体も心も満たされて冷えた体も温まった。濡れたウェアをストーブで乾かす。

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最高です!荒川カレー&うどん

 ここでTJAR2014僕の最大のミスが発覚する。
 足のケアのために使っていた擦れ防止剤、プロテクトS1がザックに見当たらない。ひっくり返して全て探すが無い。思い返すと三伏小屋で足のケアをしたとき、下駄箱に置いたままの記憶が・・・。何て事だ。これから先、雨の中プロテクトS1無しで進まなければならない。今まで僅かなマメは出来ても、靴ずれや雨による皮膚のふやけが無かったのはこれのおかげだったのに・・・。ダメ元でワセリンを塗るが一瞬で取れてしまうだろう。ストーブで乾かした靴下を履きながらかなり不安になった。

 さあ出発と思っていると、なんと柏木選手が荒川小屋に到着!最高に嬉しかった。足の状態も悪くなさそうで元気そうだ。彼の笑顔を見て僕も元気を貰う。柏木選手が少し休憩している間に準備をすませる。3人で揃って荒川小屋を出発。ご主人と一緒に記念撮影してもらった。ご主人とTJARスタッフの皆さんの見送りを受けて出発。
 赤石岳までの登りはとても快適だった。風雨はあるが気持ちの良い登りでペースも上がる。3人でどんどん進み小赤石岳到着。稜線はやはり風雨が強い、途中登山者から応援を受ける、ありがとうございます。雷鳥の親子連れも見る事が出来た。

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ナイススマイル!カッコイイぜ柏木選手!と荒川小屋のご主人(笑)

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僕は「ヘブン状態」 笑う米田選手 (TJARフェイスブックよりお借りしました)

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優しいご主人との出発前記念写真。ありがとうございました!(TJARフェイスブックよりお借りしました)

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米田選手の自分撮り&ガスの中進む柏木選手と僕(米田選手提供)

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雷鳥親子。沢山いました。

 7:10
 赤石岳
 風雨が強まる中山頂到着。米田選手が是非赤石岳避難小屋に寄っていこうと提案。僕も興味があったのでお邪魔する事にする。小屋のご主人はとても明るく個性的で、僕達を歓迎してくれた。雨宮選手、西田選手、田中選手、佐幸選手も少し前に寄って行ったという。小屋で登山者と共にぜんざいを頂いてしばし談笑した。
 元気を頂き出発。ガレた下りを進むが僕はペースが遅いので二人に先へ行ってもらう。一瞬晴れ間が見えたがそれ以降はずっとガスと時折雨だった。

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赤石岳避難小屋にて、ご主人撮影。ご主人の明るい人柄にとても元気を頂きました!ぜんざい、超おいしかったです!
(赤石岳避難小屋フェイスブックよりお借りしました)


 百間平を過ぎ少し下ると沢沿いに百間堂山の家が見えた。先行した二人はザックを降ろして休憩中。僕も行動食にと怪しい外国製のデカイチョコレートを500円で購入。これが大当たりでナッツやレーズンが入って超美味かった。水を補給してさあ、ラスボス聖岳登頂に向けて出発。雨は降っていないが時折パラパラと降るので雨具はそのまま。
 この頃から足に靴ずれとマメが出来て来るのを徐々に感じていた。

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 日々練成


 
[ 2014/08/28 17:47 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(0)

TJAR2014記録 6日目その2 (15日)

 6:00?
 ガレた三国平をストックを使って進む。再びガスが湧いてきて再び視界はなくなった。何人かの登山者とすれ違う。熊ノ平近くになると樹林帯に入る。良く整備された道を進む。

 6:45?
 熊ノ平小屋
 先に着いていた米田選手が小屋前のベンチでアルファ米を食べていた。小屋の食事は10時からだという。パンか何かを買おうと思い、小屋を訪ねるとご主人が対応してくださった。食べる物を聞くと何と食事も可能だという。カレーにラーメン、うどん・・・。まさかこの時間に食事出来るとは。本当に感謝。米田選手にも声をかける。もちろんカレー大盛りを二人で注文。外のベンチにまで運んでいただいた。ちょっとピリ辛なカレーは食欲がわいてくる。サラダと手製のロールケーキまで付いて大満足だった。
 少し装備もテラスで干させてもらう。太陽が当たってよく乾くと思っていたら、一瞬にして雨が降ってきた。慌てて装備を撤収。ああ、今日もやっぱり雨か。雨用にしっかりパッキングして、8時に小屋へ食事のお礼を言って塩見岳へ向けて出発。

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熊ノ平大盛りカレー!サラダにデザートまでついて最高です!

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米田選手もおいしいカレーに笑顔

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カレーは飲み物


 仙塩尾根を行く。雨は小降りだがずっと降っていた。稜線は風が強くガスが吹き飛ぶように流れていく。安部荒倉岳を過ぎ、竜尾見晴?ではピークの岩に隠れるように女性が風雨の中コーヒーを飲んでいてビックリした。応援をいただいて先へ進む。、途中眠気が来たので10分程座って仮眠。米田選手は少しお腹の調子が悪いので後から追いつくという。一人で先へ進む。
 新蛇抜山を過ぎたあたりだろうか?登山者にお会いして少し話をする。どこへ行くのかと聞かれたので塩見岳と答えると、こっちは逆方向だという。そんな馬鹿な。道は一本しかないはず。地図を確認するが間違いなくこの道で進む方向もあっている。しかしその方は、自分は塩見から荒川岳へ向かっている。昨日は熊ノ平に泊まったといっている。しかしコンパスを当てると僕たちは南へ向かっているので間違いない。途中合流した米田選手も確認するが間違いない。コンパスの方向を見せて納得?してもらい僕達は先へ進んだ。

 途中米田選手はやはり調子が悪いらしく後から来る事に。北荒川岳へ着くと物凄い風雨。砂地の稜線は反対が崩壊していて大迫力だ。飛ばされないように姿勢を低くして塩見岳を目指す。稜線を巻くような道にはいるとぬかるんでいて大変だった。しばらく進むとガレ場に変わる。ガスの向こうに見えるシルエットは塩見岳だろうか?ガレ場の登りをどんどん登る。登りはむしろ楽しいくらいなので苦しくはなかった。しばらく進むとさらに奥にシルエットが。そんなに甘くないですね。何度かシルエットに騙されながら北股岳分岐に到着。少し地図で確認していると何となく米田選手の気配が。少し待つとやっぱり米田選手が登場。手を振ると元気に答えてくれた。体調も戻ったようで良かった。再び二人で進む。

 12:00
 塩見岳東峰
 山頂表示の影に男性が一人座っていた。風雨の中大丈夫だろうか、声をかけると大丈夫だというので先へ進む。

 12:07
 塩見岳西峰
 長い仙塩尾根が終わった。さあこの風雨から逃れよう。稜線からガレた下りへ。足のダメージがキツイ僕は米田選手に先へ行ってもらった。塩見小屋はスルーして分岐を三伏峠方面へ。このあたりまでくると樹林帯で風もなく少し気が休まる。ぬかるみ気味の登山道を進んでいく。1時間弱で本谷山を通過。少し下って登り返せば三伏峠小屋はすぐそこだ。
 
 16:30
 三伏峠小屋 関門
 無事関門通過。ここにはTJARのスタッフが待っていてくれた。安部選手や江口選手、柏木選手の様子を聞くと、3人と平井選手は無事に市野瀬の関門を通過したという。皆元気そうだという話を聞いて安心する。小屋へ向かうとすでに米田選手がTJAR名物グルメ、三伏峠小屋名物超大盛りカレーをスタンバっていた。僕も注文しようと受付へ行くと、小屋の方が「超大盛りカレー、いっちゃう~?」と言ってくれたので、勿論!と答える。CCレモンとおいしそうなゼリーも注文する。運ばれてきたカレーは噂に違わず器からはみ出そうな盛り。米田選手とがっつりいただく。選考会でお会いした醤油屋さんもTJARのスタッフとしてこのチェックポイントにいてくださった。少しお話して元気をもらう。小屋の方に断って、乾燥室で少し雨具を乾かす。僅かだが少しでも乾いた方がいいだろう。
 米田選手と作戦会議。ここまで予定よりかなり時間がかかってしまった。この先はあまり余裕がなくなりそうだ。今日中には理想は百閒洞だが、荒川小屋までは行っておきたい。コースタイムでは10時間近く。しかし行くしかない。行けるところまで行こうと元気を出して出発した。

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三伏峠小屋名物、TJARグルメの超大盛りカレーを食らう


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超大盛りだけでなく、手間がかけられて味も超おいしいカレーでした

 18時頃日没でヘッドライトオン。風雨も強まり、ガスと共に視界を遮る。樹林帯を通ったり、稜線に出たりと繰り返す。小河内岳を過ぎて更に進む。稜線に出るとルートロスをしてうろうろする事が何度か。稜線は寒く一気に体温が奪われた。大日影山を過ぎた頃だろうか。時間は22時か23時ぐらい。再び眠気が襲ってきて幻覚も出てくる。スピードが落ちてきて体も冷えてきた。何度か立ったまま寝てしまったりしてお互いに起こしあう事も。まだ荒川岳にすらついていないのにこれは先が思いやられる。かなり限界がきたところでビバークして仮眠しようと適地を探すが幻覚と現実の区別も曖昧でなかなか場所が定まらない。少し平地を見つけてもうここでいいやと米田選手とストックシェルターを無理やり張る。靴は脱いだが中に入れる気も起らず、外に放置(ごめんよMT1210)風も強く雨も降っている。朦朧とする意識の中でヴィヴィに入ったような気がするがどうだっただろうか。うつうつとしながら意識は沈んでいった。

 7日目へ
 日々練成

 

 

 
 
[ 2014/08/27 20:36 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(2)

TJAR2014 5日目その3 ~6日目その1 (14日~15日)

 ハッと目が覚めると10時。米田選手が「10時出発予定で10時に起きちゃまずいでしょ~」と笑っている。1時間程仮眠したようだ。起きてヴィヴィを畳んでパッキング。雨は一時的に上がっているようだがまたすぐ降ってくるだろう。乾かしていた雨具上下を着る。シューズはデポしておいた新しいMT1210に履き替える。米田選手と一緒に出発の撮影をしていよいよ南アルプスへ。家族とsatoさんの応援を背に受けて気合いが入る。

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satoさんの応援バナー!何度元気を貰ったかわかりません。ありがとうございます。

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前回完走者、北野さんが応援に来てくれた!力強い握手に気合いを貰う。

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さあ、出発!

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米田選手は検尿コップ。(フェイスブックよりお借りしました)
 
 
 仙丈ケ岳へ向かうロードで暑くて雨具の下を脱ぐ。ここを通ったのは何度目だろうか。ロードをショートカットして地蔵尾根手前の水場へ。ここにMH.TRCのMamoruさんの車が停めてあった。フロントガラスには僕の応援バナーが!背中を押してもらうような気持ちになる。いよいよ地蔵尾根から南アルプスへ突入する。

 11:30
 地蔵尾根。相変わらず長い尾根を登る。ガスってはいたが雨はそれほど強くなく、樹木のおかげで体に殆ど当たらなかった。途中数人の登山者が降りてきたが、皆一様に上は結構激しく降っていると言って気分も下がり気味。松峰を巻いて急登に差し掛かったところで上から爆走してくるトレランナーが。僕を見て「あ!仙波さん!」と声をかけてくれた。フードを被っていたので誰だろうと思っていたら、京都トレイルでお会いした福井さん、伊藤さんとお友達1名だった!こんなところまで応援に来てくれた!もう嬉しくて嬉しくて涙が溢れて来てしまった。泣き顔をあまり見せられず、早々とお別れしてしまい本当に申し訳なかった。別れたあと涙を何度も吹いた。福井さん、伊藤さん、お友達、ありがとうございました。

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福井さんと伊藤さんとお友達の応援。涙で良く見えない。(米田選手提供)

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福井さん提供

 小ピークへ向けての急登でも上から降りてくるスカイランナーが。所属チーム、MH.TRCのMamoruさんだ!市野瀬から移動して地蔵尾根経由で仙丈ケ岳へ登っていたのだ。チームの柱からの激励を受けて何としても南アルプスを突破しようと気合いが入った。同時に皆の優しさに涙が溢れて来て、登っている途中はしばらく泣いていた。やはりかなり弱気になっていたのだろう。

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ガッチリ握手で元気を貰う。やっぱり涙で前が見えない(米田選手提供)

 17:10?
 仙丈小屋
 登りで6時間近くかかってしまった。やはりスピードが落ちている。しかし食べなくては進めない。楽しみにしていた仙丈小屋のカレー。小屋までの下りは太腿がきつく米田選手に先に行ってもらう。小屋に着くとご主人が入り口で出迎えてくれた。しかし第一声が「カレーは売り切れ!」
 マジですかそりゃないよ。それでも「ご飯ならあるからカップ麺で食べて行きな!」と小屋に案内してくれた。稜線から風雨で少し冷えた体に薪ストーブの温かさが嬉しかった。小屋には多くの登山者が夕食中。汚い格好でご迷惑おかけします。米田選手はカップめん2個とご飯。僕はカップめん1個とご飯。味噌汁に漬物もサービスして頂いた。ご主人の軽快なトークに和む。ご主人は石田選手のファンのようで、しきりに石田選手が小屋に寄ってくれた事を嬉しそうに話していた。
 お腹が満たされてご主人の見送りを受けて出発。

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カップ麺定食。お腹いっぱいでした!ご主人に感謝。(米田選手提供)
ご主人曰く、カレーが無くなったのは阪田選手と松浦選手が2杯食べたから。
カレーの恨みは一生忘れません。


 18:16
 仙丈ケ岳
 山頂付近はガスと風雨が強かった。慎重に大仙丈ケ岳へ向かう。稜線はさらに風が強く、日没とガスと相まってLEDヘッドライトでは視界が限定された。道を外さないように慎重に這松の中を進む。何度も通った仙塩尾根だがこんな時は慎重に行かざるをえない。野呂川越しまで4時間と見て行動するが、ガスで中々先が見えない。時々ルートロスしながらも何とか見慣れたピークを越えて行くがペースは上がらない。下り基調になると僕のペースが遅いので米田選手に先行してもらう。

 21:00?
 伊奈荒倉岳を越えたあたりだろうか?二人に眠気が襲ってきた。お互いフラフラで何度か先頭を交代するが幻覚を見て止まったりする。その度に後ろから正気に返らせてもらったりと全く進まない。僕は何故か落ちている石が財布に見えて、それを拾ってあげたり集めたりと意味不明な行動に。米田選手は木の枝や葉っぱが観衆に見えてハイタッチを繰り返していた。僕は独り言ブツブツ、米田選手は大声で歌いながら先行。この時の二人はかなり危険な二人だったろう。

 22:30?
 米田選手から、眠気覚ましにしりとりをしようと提案が、ただのしりとりじゃつまらないので僕がTJAR限定にしましょうと提案。伝説の「TJARしりとり」誕生の瞬間である。
 「TJARしりとり」はかなり捗った。1時間近くはこれで進めたような気がする。しかしさらに限界が来て10分程座って眠ったりを繰り返すがもう歩いているか寝ているか分からない。横川岳へたどり着く前に2人で仮眠しようと場所を探す。確かこの辺りはビバーク適地だった覚えがあるので、少し進むとフラットで濡れていない最適の場所がすぐ見つかった。雨も降っておらず樹林帯で風もない。寒さもそれ程ではないのでストックシェルターを張って潜り込むとヴィヴィにも入らず快適に仮眠出来た。おそらく山中の仮眠で一番快適だった。

 1:30?
 快適ビバークから起床。頭はスッキリ、体も動く。さあ行くぞ、米田選手と進む。横川岳まではあっという間で野呂川越しへ到着。ビバークして時間がかかってしまった。ここから三峰岳への登りが思った以上に長かった。途中まさかの登山者に遭遇。田中選手達にも先ほど会ったという。これから甲斐駒ケ岳を目指すというので次回のTJARへ向けてのトレーニングだろう。頑張ってください。

 4:50
 三峰岳山頂へのトラバースで夜が明ける。すると一気に雲が晴れて農鳥岳、間ノ岳、北岳、そして富士山の姿までが見渡せた。米田選手としばし撮影タイム。まさに息を飲むような雄大な景色だった。二人で気分も上がる。ガスガスで全く展望の無かった南アルプスがその姿を見せてくれた。
 三峰岳の稜線は風が強く寒いのでダウンを雨具の中に着こんだ。ここから熊ノ平までの下りは足がきつかったので米田選手に先行してもらった。風は強かったが晴れていたのが救いだった。

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一気に視界が開け、中央、一瞬だけ仙丈ケ岳が見えた。

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北岳方面を見つめる米田選手

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朝日に照らされる間ノ岳、農鳥岳と間に富士山

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北岳と米田選手

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 日々練成

 
 
[ 2014/08/26 19:28 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(0)

TJAR2014 5日目その2 (14日途中)

 5日目 その2

 時間は2:30だったか、3:00だったか・・・。記憶もうろ覚えなくらい眠かった。迷惑にならなそうな駐車スペースを見つけて座り込む。スマホのアラームを10分後に設定。寝過して関門アウトなんてゴメンです。しかしやはり気を張っているのか、目を開けていられない程眠いはずなのに1分後、2分後にハッと目を開けてしまう。まだ3分しか経っていない・・・。まだ5分しか・・・。寝たいのに眠れない1分が途方もなく長い時間に感じる。

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貴重な大会中の家族との写真。深夜待っていてくれた家族に感謝。

設定の10分後まであと3分程だったか、聞こえてくる足音とストックを突く独特の金属音。また幻覚か?いや選手だ。顔を上げると田中選手と佐幸選手が元気よく歩いて来る。「お、仙波さん!」軽快に名前を呼ばれて一瞬にして我に返った。眠気も吹き飛ぶ。ここで2人に付いていかないと駄目だ、本能的に察知して直ぐに起き上がった。挨拶してご一緒させてもらう。二人は天竜川の橋の下で仮眠していたそうだ。元気いっぱいで歩いている。ストックも使って軽快だ。そういえばストックをずっと使っていなかった。両脚の違和感は痛みに変わってきた。登りは何ともないが下りではかなり痛みが激しい。ここから中沢峠まで登り区間なのでまだ大丈夫だろう。

 田中選手は前回の完走者、色々お話を聞かせてもらった。しかし田中選手の話によると、今僕らがいる時間帯が完走のボーダーだという。体の余裕持って行動してきたつもりだがいつのまにか時間の余裕が無くなっていた事にかなりショックを受ける。ここから頑張らないと、三伏峠の関門は大丈夫だが、井川の関門が厳しいという。

 一気に完走という目標にガスがかかってきたイメージが広がる。このあたりから僕の精神はかなりマイナスに動いていたようだ。今までの楽しいTJARが凄く怖く、ゴールの見えない苦行に変わっていった。両脚の状態も結構やばい。体力的には大丈夫だが、悪い方へ悪い方へ考えが流れて行ってしまう。ふと前方の歩道に人影が。米田選手だ!やはり眠さに耐えきれず道端で行き倒れていたという。ここまで共に行動してきた米田選手と再び合流出来た事でかなり精神的に楽になった。4人でパーティ?を組んで市野瀬を目指す。途中再びSatoさんの応援が!車で撮影しながらの声援を受ける。昨日の深夜からずっとこの付近にいてくれたのだろうか。感謝の思いしかない。あまり対応出来ずずみません。
 中沢峠までは選考会以来の道。勾配が徐々にきつくなってくるが休まず歩く。途中で前回完走者、東山さんが応援に来てくれた。ありがとうございます。

 6:00?
 中沢峠到着。下りに入ると途端に両太股が痛む。何故か他の選手に悟られないように歩いた。
 途中自転車で畑中さんが応援に来てくれた。ありがとうございます。下りは登り以上に長かった。脚の痛みもあったのだろうが・・・。バスの発着場を過ぎればフラットぎみになって助かった。大きな道路に入れば市野瀬はすぐそこだ。入野屋さんに近づくと何人もの人影が。MH.TRCのMamoruさんと父親が待っていてくれた!思わず涙が出そうになる。やはり精神的に少し弱気になっているらしい。

 7:30
 無事に関門を通過して一安心。メディカルチェックを受けて選手用のスペースに案内される。Satoさんと僕の家族も待っていてくれた。久しぶりに見る妻の顔と子供の顔にやっぱり涙が出そうに。お風呂の時間は過ぎていて入れないので水道水で体を洗う。それでもさっぱりして気持ちよかった。デポの荷物を受け取って後半用のウェアに着替える。ここではアンダーショーツ、タイツ、ランパン、アンダーシャツ、トップ、靴下を全て交換した。少しでも乾かそうとシェルターを広げ、レインウェアを干した。行動食もかなり多めに補給。ガスも交換してビニールで防水を完璧にする。全て終えると1時間以上経過していた。10時過ぎには出発したいので仮眠は1時間程で済まさなくては。米田選手はすでにヴィヴィに入っている。家族と少し話をして僕もヴィヴィに入った。雨が当たらないだけで温かく快適だ。やっぱり直ぐに落ちた。

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米田選手、田中選手と共に

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 日々練成
[ 2014/08/25 21:43 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(0)

TJAR2014 5日目その1 (14日途中)


 米田選手と深夜の駒ヶ根市内を歩く。僕は足のダメージも結構ありそこそこ厳しいロード区間。すき屋までの1.5kmが遠い。ようやく到着したすき屋で大盛りを注文。米田選手は納豆やその他健康的に注文していた。僕は大盛りと豚汁を注文してがっつりお腹を満たす。ご馳走様でした。おそらく凄い獣臭の二人、店を出てコンビニでトイレとコーヒーを。市野瀬へ向かって歩く途中でコンビニに人影が。眠気マックスの頭でなんだろうと思っていると親父と愛妻、そして我が子の姿が!手作りの応援ボードで僕を迎えてくれた。涙で前が良く見えず、あまり会話も出来なかった。米田選手と一緒に写真を撮って応援に応え先へ進む。

 途中で僕は足裏に違和感を感じたのでケアをしようと米田選手には先へ行ってもらう。プロテクトS1でしっかりケアをしてさあ出発。しかし天竜川を渡ると眠気でフラフラ。50m歩いては眠ってしまう事を繰り返す。このままだと車に撥ねられるか側溝に落ちるかの二択だと思い、適当な駐車場を見つけて10分だけ寝ようと体育座りでうずくまった。

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 日々練成
[ 2014/08/24 22:31 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(0)

TJAR2014記録 4日目~5日目(13日~14日)

 5:30?

 シェルターの外から聞こえる米田選手の声で目が覚める。ヤバい、この熟睡した感じ。案の定寝坊した。5時には旧木曽駒スキー場の予定だったが現在5時半と完璧に出遅れた。慌てて起きると米田選手も寝坊したという。仕方ないのでさっさと撤収して朝ご飯を食べる。僕はカップめんとおにぎり。米田選手は極太巻き。建物裏には柏木選手も仮眠していたようで、三人で出発準備。僕らが寝ている間に中村選手と阿部選手は先に行ったようだ。

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太巻きを食らう米田選手と寝起きの柏木選手(米田選手提供)


 6:30
 木曽道の駅発
 3人でパネルで写真を撮ったりと穏やかな出発。今日は晴れの予報で少し安心する。装備も乾いてザックも軽くなった。旧木曽駒スキー場までは約7km程。3人で別荘地を歩く。途中のトイレに僕が寄って2人には先に行ってもらった。用を済ませてスキー場を目指す。試走で来た事があるのでルートはバッチリだ。しかし進めども2人の姿は見えない。かなり先にいったのだろうか。ペースを上げて歩いて行くとスキー場に着いてしまった。何処かで追い越したのか?登山道へ続く林道で少し待つが来ないので、後から来た沢屋さんに2人を見なかったか聞いてみると、なんとまだ別荘地にいたという。道を間違えたのかな?先に行かせてもらう事にする。

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たまにはこんなのも(米田選手提供)

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寝坊で予定より遅れて出発

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柏木選手

 8:30?
 木曽駒ケ岳登山道
 登りやすい傾斜と登山道、そして久しぶりの晴天で気分も上がる。途中に山ガールのお姉さんに写真を撮ってもらう。親子登山の方と少しお話して山頂を目指す。玉の窪小屋下で山頂を視認。風も穏やかそうだ。

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ワレ キソコマ サンチョウ ハッケン セリ!

 11:30?
 木曽小屋を過ぎて山頂到着。沢山の人で賑わっている。ここでも写真を撮っていただいた。頂上山荘がCPとなっているので寄るとスタッフが待っていてくれた。ここでメディカルチェック。中村選手も出発するところだった。一緒に写真を撮る。メディカルチェックの結果は異常無しで少し安心。お腹が空いたので宝剣山荘へ寄ってコーラとカレー大盛りをゲット。ここのカレーは僕好みでとても美味しかった。

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宝剣山荘の濃厚カレー、おいしかった!

 お腹も満たされて宝剣岳へ。初めてヘルメットを被る。鎖場も特に問題無く通過して山頂ゲットして宝剣岳を通過。稜線は気持ち良く進めた。何人もの方に写真を撮って頂いたり、応援をいただいて元気いっぱいになる。檜尾岳を通過して熊沢岳の下りあたりで阿部選手に追いつく。体調がイマイチでペースが上がらないようだ。少し話をして先へ進む。

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応援ありがとうございます!

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稜線を振り返る。木曽駒ケ岳と宝剣岳があんな遠くに。

 16:30
 木曽殿山荘
 何か食べる物と思って小屋へ。ご主人に言うと、今夕食の配膳中だから、とちょっと忙しそう。タイミングが悪かったと思いペットボトルだけ頂いて小屋の外へ。すると女将さんが出て来て、山菜ご飯ならすぐ出来るよと言ってくださった。しかし忙しい中申し訳ないので丁重にお断りしてベンチで休憩。すると阿部選手が追いついてきた。トイレをお借りしてさあ行こうと御礼を言いに小屋を覗くとなんと阿部選手が山菜ご飯山盛りを手にしているではないか!ちょっと待ってそれ何!女将さんがお兄さんも食べて行きなさいと言ってくださる。一度断った手前何ともバツが悪い、暫く葛藤するがご飯の魅力と女将さんの優しさに甘えて頂く事にする。器山盛りの山菜ご飯、タダでいいんだけど、それだとルール違反なんでしょ、と女将さん200円だけでいいと言ってくれた。阿部選手と山盛り山菜ご飯を1.5杯食べてお腹いっぱい。お礼を言いに山荘へ行くと、ちょっと怖かった御主人もにっこり笑って見送ってくれた。優しさに涙が出そうになる。

 17:20
 空木岳への登りへとりかかると木曽殿への下りに米田選手が見えた。大声で呼ぶと応えてくれたのでゆっくり米田選手を待ちながら登る。山頂手前のピーク辺りで三人合流。一緒に空木を目指す。山頂付近では御嶽山の雄姿と、僕の心の山、白山が見えた。何と美しい姿だろう。雲に浮かぶその姿は本当に美しかった。やっぱり白山は最高の山だ。2人に白山を自慢しながら、寒い中待っていてくれた後藤カメラマンに写真を撮っていただく。日暮れ前の、雄大な景色にしばし見とれる。

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木曽殿小屋を後にする阿部選手

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空木岳へ進む米田選手

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明日登る予定の南アルプス。長大な山々のシルエット

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幻想的な風景。右は御嶽山

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僕の大好きな白山がその美しい姿を見せてくれた。


 18:15?
 空木岳
 これで中央アルプスをクリア。後藤カメラマンに3人の写真を撮ってもらって下山。駒峰ヒュッテを通過する時、宿泊者と小屋の方総出で拍手をいただいた。これには感動!頑張って太平洋目指します!ありがとうございます!
 阿部選手はペースが上がらないのでビバークするかもとの事。米田選手と先へ行かせてもらう。池山尾根は長く長く辛い。途中僕の両脚、太腿に少し違和感が出てきた。あまり気にしないで進む。長い下山では何度もつま先をぶつけて涙が出た。ようやく登山道が終わりでも駒ヶ根まで約5kmの下山道。いい加減嫌になる。ヘッドライトに寄ってくる蛾と戦いながらようやくアスファルトに出た時は0時近かった。

 0:05
 駒ヶ根バスターミナル
 アスファルトを歩いてバス亭を目指していると、遠くにライトが光っている。同時にバス亭に何人もの人影が。なんだろうと思っていると応援の声が聞こえてきた!なんとここにもsatoさんが応援に待っていてくれた!こんな遅くまで涙が出そうになる。米田選手も御両親が出迎えてくれている。本当に応援の力は凄い。一気に元気になる。深夜なのであまりお話出来ず申し訳なかった。

 さあ、ここから関門の市野瀬まで26kmのロード。とりあえずベンチで米田選手と一息。これから市野瀬を目指すか、どこかで仮眠するか・・・。眠気はかなり来ているが歩けない程じゃない。まずはすき屋で大盛り牛丼だなと二人で納得してすき屋を目指して歩きだした。

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 日々練成



 
[ 2014/08/23 18:09 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(2)

TJAR2014記録 ~3日目  (~12日)

 7:45?

 上高地バスターミナルビジターセンター。
 1時間半程熟睡したようだ。雨はまだ降っている。となりで寝ていた米田選手も起床。撤収にとりかかる。2日間でかなり荷物が濡れてしまったが、替えの着替えが濡れなかったのは幸いだった。寝る前にアルファ米を食べたのでかなり回復したようだ。今日は移動日の一日になりそう。恐怖のトンネル地帯を抜けるが、下界で食べる機会も多いので楽しみだ。

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キュートな米田選手♡

 9:10
 上高地バスターミナル発
 観光客で賑わうバスターミナルを抜けて釜トンネルを目指す。途中すれ違う観光バスからは奇異の目を向けられる。知らない人から見ればそりゃそうだろう。釜トンネルを抜けて安房峠との合流地点へ。ここからいよいよトンネル地帯だ。雨とはいえお盆で交通量も多く緊張する。ライトは点滅にして最大限のアピール。それでも手が触れそうなぐらいまで
車と近付く事もあり緊張した。どうしてスピードを一切落とさない車がいるのだろう?

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マジで恐怖のトンネル地帯を進む米田選手。バスとかトラックは本気でタマヒュン。

 11:20
 グランパークさわんど
 お昼も近いので沢渡バスターミナルの近くのお土産&食堂に米田選手と寄る。メニューにはカツカレーがあったので迷わず注文。大盛り出来ないか尋ねると食堂のお姉さんは快諾してくれた。ありがとうございます。盛りに盛られたご飯のカツカレーはカツもジューシーで本当に美味しかった。お腹いっぱいで元気もいっぱい。さあ奈川渡ダム目指して出発。

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大盛りカツカレー!おねーさんのサービスもカツも最高でした!ありがとうございます!


 13:30
 恐怖のトンネル地帯を無事抜けて奈川渡ダムへ到着。ここでの楽しみはTJAR名物グルメ上位の「カフェ豆まめ」のうす焼。お店もやっていて早速チョコバナナ味とアップルアプリコット味を購入。珍しい瓶コーラも買ってデッキで一休み。うす焼はぎゅっと詰まった甘いお好み焼きの様な感じで最高に美味しかった。行動食用にチーズ味も2つ購入。30分程休憩して出発。次は境峠を目指す。
 少し雨も上がり、途中雨具の下を脱いだ。JTRAILさんのカメラが入って何枚か写真を撮っていただいた。途中で父親の知り合いの方がわざわざ北海道から応援に来てくださった。体いっぱい元気を貰う。途中の道の駅に寄ると中村選手と柏木選手が足のケアをしていた。僕も休憩がてら足裏のケアをする。そのうち米田選手も到着。擦れ防止剤、プロテクトS1のおかげで大きなマメや足裏のトラブルは殆どない。雨が降り続き、常に足が濡れている状況でも殆ど足にトラブルが無いのはプロテクトS1のおかげだろう。ありがたい。
ここの道の駅でもsatoさんが応援に来てくれた。息子君も一緒。追っかけ応援?本当に力になります。ビデオで撮影されるのはちょっと恥ずかしいけどどんな風に写っているのかも気になる。satoさんの応援を背に受けて気合い十分、峠に向けて出発。

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奈川渡ダムとコーラとうす焼と鼻がデカイ米田選手
 
 しばらく歩いていると前から赤いマツダ車が猛スピードでやってきた。MH.TRC代表でマイパートナーの源君だ!白馬から応援に来てくれたのだ!熱い応援にグッとくる、暫く写真を撮ったり話をしたりして元気を貰う。源君ありがとう!元気一杯で再び出発。



 17:05
 境峠通過。ようやく境峠を通過。ここからの下りがじわじわ足に来てきつかった。別荘地帯を抜けると途中の駐車場に阿部選手が行き倒れていた。良く寝ていたので写真だけ撮ってそっと後にする。下りも終わって平地になると後ろから米田選手がダッシュでやってきた!再び合流して二人旅。このペースだとTJAR名物グルメ「スーパーまると」さんには間に合いそうなどと話しながら進む。日も暮れて来てヘッドライトオン。

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境峠を通過

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行き倒れる阿部選手。TJAR名物行き倒れを初めて見る。


 19:00
 「スーパーまると」さん到着。
 憧れのまるとさんに到着。生鮮食品が食べたくて店内を物色。米田選手は迷わずスイカを買っていた。店長さんもTJARに協力してくれていて、選手にはとてもサービスしてくれて本当にありがたかった。僕は桃とヨーグルトを購入。間もなく到着した中村選手と柏木選手も色々買いこんでいる。食べる楽しみあってこそのTJARです。中村選手は紙パックをゴクゴクやっている。米田選手もスイカをぺロリ。桃も甘くて美味しかった。ヨーグルトで胃腸のケアも。店先のイスとテーブルで一息。そのうち湯川選手が到着。なんとリタイアしたそうだ、残念です。明日の朝食まで買ってさあ藪原駅を経て木曽の道の駅へ。

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TJAR選手の聖地、スーパーまるとさんに聖地巡礼!

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ナイスガイ店長、サービスありがとうございます!


 20:35
 藪原駅通過。
 暫く歩いてセブンイレブンに到着。少し買い出しをする。ここでまさかの男澤さんが登場。これから三伏峠のCPへ向かうという。男澤さんからレースの途中経過等を聞く。情報の無かった江口選手も無事に進んでいるようだ。良かった。男澤さんから熱い応援を貰って木曽へ向かう。

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明日の朝食を手に進む米田選手。TJARとは思えない穏やかな時間。

 23:00?
 木曽道の駅に到着。今日はここで仮眠して明日早朝から中央アルプスへ向かう。休憩室は暖房がかかっていたので少し装備を干させてもらう。一瞬で乾いてビックリした。トイレで顔を洗ってボディシートで体を拭いてさっぱり。駐輪場の屋根の下にシェルターを張る。米田選手はそのまま寝ているようだ。もう一人到着して寝ているのは中村選手かな?久しぶりに晴れの下で眠る事が出来て安心する。やっぱり晴れが良い。エスケープヴィヴィに潜り込むとやっぱり一瞬で落ちた。

 4日目へ
 日々練成


[ 2014/08/22 17:40 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(0)

TJAR2014記録 2日目~3日目(11日~12日)


 22:00
 21:00に就寝後、シェルターを叩く猛烈な雨音で目が覚めた。外は大荒れのようだ。時計を見るとまだ22時。マジか、まだ1時間しか経っていない。予定の時間まであと1時間程このまま耐えるしかない。しかし雨と風の勢いは増すばかりでシェルターは大きく煽られ、底は当然水浸し。足元は水たまりが出来ている。そのうち治まるだろうとシュラフカバーを深く被ってやり過ごそうとするが、どんどん勢いは強くなり、雷まで鳴ってきた。さすがに水に浸かっている背中が寒くなって震えてきたのでマットの上に胡坐をかいて水に浸かる面積をなるべく少なくする。最悪ガスでお湯を沸かして飲もうと準備していたら、外で誰かが大きな声で叫んだ。風雨で良く聞こえなかったが、どうやら大会本部から避難指示が出ているらしい。携帯にメールが来ているというが当然圏外なので届くわけない。みんなでスゴの小屋に避難しようという事になり、シェルターはそのままに荷物だけ持って外へ出る。外は凄まじい風雨。もう目なんて開けていられない。テン場は池になって登山道は川になっていた。ヘッドライトの明かりでそこに人がいる事を確認出来る。隣りは米田選手だった。一緒にスゴの小屋へ避難する。玄関を開けて小声で呼びかけるが小屋の方も寝てしまっているようだ。玄関に数名が避難してきた。手狭なので申し訳ないが小屋に上がらせてもらった。
 
 間もなく飯島委員長も小屋に来て衛星電話で本部と連絡を取っている。僕は乾いた服に着替えてダウンを着て保温。これから長い夜になるだろう。その後飯島委員長から報告があり、先行しているグループも薬師山荘で足止めになっているとの事。天候が落ち着く4時過ぎまでは待機とする事が告げられた。少し風雨も収まってきたので、外のベンチへ出て数人で固まった。シェルターへ戻った人もいたようだ。ガスバーナーでお湯を沸かして体を温める。少しでも何か食べようとクリフバーを食べた。甘いコーヒーとクリフバーを食べて体もずいぶん温まった。下にマットを敷いて5人程で固まって座ったまま仮眠した。雨は弱くなったが降り続いていた。
 
 3時頃少しうつうつとして目が覚める。僅かに明るくなってきたかな?4時近くなり、出発準備をした朽見選手がやってきた。4時丁度に出発するようだ。4時を過ぎて朽見選手と西田選手、その他なん名かが出発。僕と米田選手は明るくなってから出発しようと、再びお湯を沸かしてコーヒーを飲んだ。

 5:30
 スゴ乗越し小屋出発。
 夜が明けて明るくなったが相変わらずの風雨の中を進む。僕と米田選手、千原選手、飯島選手、平井選手、江口選手、少し遅れて安部選手が続いた。
 北薬師近くになると選手間も大きく開いてきた。僕と米田選手から後ろは大きく離れている。北薬師には7時頃到着。ここから少し危ない区間になるので気を引き締める。稜線の風雨に耐えながら進む

 8:00
 薬師岳
 やっと到着した。思いのほか風雨は厳しくなかった。薬師の下りを急いで下る。薬師山荘では湯川選手と中村選手がご飯を食べていた。薬師小屋はスルーして太郎小屋を米田選手と目指す。途中の薬師峠付近は濁流の跡が残っており、昨夜はかなり厳しい流れだったのだろう。 薬師峠を過ぎて太郎小屋までもう少し。ガスの向こうに太郎小屋のシルエットが見えて一安心。

 9:10?
 太郎小屋
 小屋には柏木選手がいた。打った膝が痛いらしい。そしてなんと楽しみにしていた食事は10時からだという。仕方ないのでカップラーメン2個とパンを補給。そのうち安部選手も到着。玄関の外を見ていたら中村選手が凄い勢いで折立の方へ下って行くのが見えた、そっちじゃないですぅ・・・。
 
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太郎小屋での米田選手の自画撮り。後ろは僕。 

 10:15分、黒部五郎小屋を目指して出発。雨は小康状態だ。北の股岳を超え赤木岳をまくと中俣乗越し。ここを過ぎると黒部五郎へのうんざりするような登りが続く。ガスで展望もなく、風はかなり強く吹き付けてくる。プチプチベストの威力はすごい。多少結露するが保温性を考えたら問題にならないぐらいだ。五郎の肩へ到着したらカール方面へ。ガスで展望はないが、見事な巨石が点在して僅かな時間だが見とれてしまう。このあたりからちらほらと登山者とすれ違う。みな雨具フル装備で疲れた表情だ。

 14:10
 黒部五郎小屋到着。
 待望のカレーを注文。TJARの選手は小屋のご厚意で大盛り指定も出来るようなので米田選手と迷わず大盛り注文。実は山小屋でカップ麺以外の食事をするのは初めて。ドキドキです。間もなく大盛りカレーが到着。がっつり一口。うまい!大盛りカレーをペロリと平らげてしまった。まだまだ入りそうなので親子丼も注文。これも米田選手と一瞬で平らげる。お腹いっぱいで大満足。さあ今日中に槍は越えたい。双六小屋を目指して出発。三俣蓮華から少し風が出てくる。雨が降らないだけありがたい。まき道ルートを選択してどんどん進む。なんだか幻聴と少し幻覚も見えてきた。ほぼ寝ないでここまできたのだから仕方ない。小屋への下りで18時まで残り3分。小屋の利用は無理そうだ。

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ペロリといただきました。ご馳走様でした!

 18:01 
 双六小屋到着。
 多くの登山者に注目されて恥ずかしい。これから北アルプスのラスボス西鎌尾根へアタック。水を補給して出発。風は強く間もなく日没でヘッドライトオン。しかしガスが強くLEDではなかなか先が見えない。苦労してルートを辿り先を目指す。千丈乗越しを超えればいよいよ核心。鎖場を何個か超えて急登を我慢の登り。ペンキマークは増えるが夜なので中々先が見えず心が折れそうになる。もう勘弁してほしいといったところで、小屋のスタッフがヘッドライトを照らしてくれた。ありがたい、もうすぐだ。

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西鎌アタックを前に元気いっぱい米田選手

 21:30 
 槍ヶ岳山荘到着。
 丁度柏木選手が出発するところだったので、握手をして無事を祈る。小屋の診療所玄関を借りてしばし休憩。前回のDVDで途中リタイアのシーンがあったのはまさにこの場所だという。小屋の常駐医師はこれから来る選手は疲労困憊で大変だろうと言っていた。さあ後は下るだけ。米田選手と小屋からの盛大な見送りを受けて、槍沢方面へ下る。ひたすらガレ場を下る。暗闇の中ひたすらひたすら下る。いい加減膝に来る下りを延々と下る。かなり飽きが来た頃に槍沢の巨大雪渓を横切る。長い林道をひたすら歩いてババ平を通過。寝不足で疲労の強い体に単調な林道はかなりきつい。そのうちフラフラと眠りながら歩いたり、幻覚を見たりとかなりギリギリ。1:30頃、槍沢ロッジのベンチで柏木選手が行き倒れていた。僕らも限界なのでベンチで仮眠。目を閉じたら一瞬で落ちた。

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槍ヶ岳山荘にて
 

 2:50?
 槍沢ロッジ出発。
 柏木選手はまだ寝ているようだ。少し元気が出たので頑張って進む。ぬかるんだ林道にはまいった。横尾まで4kmの看板は絶対ウソだと悪態をつくぐらい長かった。嫌気が差してきた頃に横尾山荘到着。自販機が動いていたのでコーラを補給して一息。さあここから徳沢まで頑張れば小梨平はすぐそこだ。元気を出して米田選手と進む。登山客も増えて徐々に観光地な雰囲気に。

 5:20
 上高地関門(小梨平)到着
 関門には僕を応援してくれているSatoさんが応援バナーを広げてテントで待っていてくれた。これは本当に嬉しくて感激だった。照れも入ってあまり上手くお話し出来なくて申し訳なかった。疲れも吹き飛んでとても元気が出た。Satoさんに挨拶をして関門を通過。とりあえず少し寝たいのでビジターセンターのウッドデッキへ移動。雨が降っているが直接当たらないだけましなのでずぶ濡れのシュエルターや濡れ物を広げて少しでも乾かす。お湯を沸かしてα米を食べて一息ついたらシュラフカバーに潜り込んで目を閉じたらやっぱり一瞬で落ちた。

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Satoさんの応援バナー。めっちゃ元気出ました!ありがとうございます!

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米田選手もぐっすり
 
 3日目へ
 日々練成



 
[ 2014/08/21 20:36 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(0)

TJAR2014 ~スタート~1日目


 TJAR2014スタート前日の9日。昼過ぎに親と二人でミラージュランドへ車で向かう。途中京都から参加する江口選手を富山駅で16時過ぎにピックアップ。会場には17時前に到着。選手受付の建物前に停めると西田選手がすでに到着していた。挨拶すると何やらコース変更があるかもとの事。
建物2階の受付会場へ。すでに何人かの選手が到着しており、僕も受付をする。名前を告げると配布物を渡される。その中にあのビブゼッケンが。憧れのビブゼッケンをついに受け取った事に興奮する。その後荷物チェックを受けて、身体検査と筆記テストの様なものを受ける。何だかんだで1時間近くかかった。その後は選手控室の和室に移動。選考会以来の選手達と挨拶を交わす。その中に阿部選手、米田選手も。固く握手を交わす。
 20時から開会式なのでそれまでゆっくり過ごす。ミラージュランドの休憩室にはMH.TRCのメンバーが沢山応援に来てくれていた。手製の横断幕まで作ってくれていて嬉しかった。開会式はミラージュランドのステージで行われた。一人ひとり名前を呼ばれての選手紹介は少し恥ずかしかった。そしてこんなにも注目されている大会なんだと驚いた。お祓いも受けて開会式は終了。マッハさんとkouさんも応援にきてくれていた。他の選手から、一番応援が凄いと言われて素直に嬉しくなる。
 控室に戻ってブリーフィング。飯島委員長から正式にコース変更の通達があった。馬場島ではなく、立山駅を目指してロードを進む事になる。その距離約40km。そこから長いアルペンロード脇の旧登山道を進む事になる。室堂まで約60km。天候も心配だが序盤のロードも少し不安だ。最終的な荷物チェックと擦れ防止クリームを塗って備える。スタート30分前。早月側河口の海岸に移動。沢山の応援の人がいてびっくり。15分前に写真撮影。いよいよだ。
 スタート直前、飯島委員長が選手に声をかける。

「こんなに長いレースは初めての人も多いだろう、途中体が限界になったり、心の限界もくるだろう。そうなったら、とにかく食べて寝る!そうすれば必ず回復する!しっかり食べて寝て、大浜海岸を目指そう!」

 この声に心が奮い立った。選手全員で大きな声で答える。スタート10秒前、カウントダウンが始まった。ゲートフラッグは第一回大会から伝統の「GreatEndurance」。3,2,1,スタート。フラッグに両手を触れてスタート。次に触れるのは大浜海岸だろうか。凄い歓声とフラッシュの中を走る。僕の名前を呼んでくれるMH.TRCのメンバー。本当に嬉しい、応援がこんなに力になるとは。途中父親ともガッチリ握手。行って来るよ。すでに先頭集団は飛び出している模様。勿論僕はマイペース。先ずは40km先を目指さなくては。早月側左岸を進んで県道3号に合流し6号を目指す。次第に選手間の距離が開いていき、同じペースの選手が固まるようになってきた。僕は阿部選手、米田選手、町田選手と共に進む。途中の交差点で阿部選手と町田選手は先行。途中で合流した千原選手、米田選手3人で立山ICを目指す。

3:40
あるぺん村のセブンイレブンで休憩。選手が数人集まっていた。少し補給して出発。立山駅までのアップダウンの続く道になると雨が強くなってきた。無人駅の軒下で雨具を着る。ここで米田選手と千原選手も着替え。徐々に明るくなってくる。5時頃朽見選手と少し会話。立山駅直前で福山選手と少し一緒に走る。

6:00
立山駅
何か食べようと思ったが時間もかかりそう。どうやらラストに近い順位みたいだ。少し焦るがしょうがない。売店でパンを買って自販機でペットボトルを補給して出発。岩崎選手と福山選手が近くにいた。材木坂の急登を登る。竹内さんの元気一杯の応援が嬉しかった。大きな声で答える。ガシガシ登っていくと朽見選手もいた。美女平駅には7:00に到着。立山ワンデイ以来だろうか。自販機でペットボトルを補給。いよいよ登山道だ。
アルペンロード脇の登山道を千原選手と進む。2時間程進むと前方に江口選手が。眠さでフラフラなようだ。一緒に進む。10時頃は一時的に天気も回復して富山湾の素晴らしい景色も見れた。このあたりでベテランの湯川選手、平井選手と一緒になる。弥陀ヶ原ホテル付近は10時半頃通過。このあたりで雨足が強くなり、風も出てくる。

12:20
立山室堂。
少し食事をしようと室堂駅へ。江口選手と蕎麦を食べる。足裏のケアをしていよいよ一ノ越しへ向かう。風雨がかなり強くなってくる。前方には湯川選手と千原選手。ほぼ同時に一ノ越しへ到着。もの凄い風で小屋も時折揺れるぐらいだ。進めなくはないので江口選手と出発。この時冗談のつもりで作ってきたプチプチベストを着る。温かくかなり保温性がある感じだ。進みだすと更に風雨が強くなる。先ずはザラ峠を越えないと。前方に見えた平井選手、湯川選手、千原選手のパーティーに江口選手を加えてもらって申し訳ないが僕は先に進んだ。

14:20
一ノ越~五色ヶ原 
ここからはスピード勝負。一気に竜王岳と鬼岳、獅子岳を越えてザラ峠を目指す。全てダッシュだ。止まれば風で一気に体温が奪われてヤバい。それでもプチプチベストがかなり保温してくれて助かった。ザラ峠では猛烈な風雨。雨粒がまるで霰のようになって露出している素肌にあたると痛い。一気に峠を下ってコルから登り返す。ここまでくれば五色ヶ原は近い。木道が出てくればすぐそこ。赤い屋根の小屋が見えた。小屋に着くと飯島選手、朽見選手、中村選手、米田選手、柏木選手が休んでいた。おお、なんとか追いついた。スゴまで行くというのでここは付いていくしかない。いそいでカップ麺を食べて6人で出発。ここからは山影でいく分風が遮られて助かった。
 TJAR嫌な区間ベスト5に入る遠い遠いスゴ乗越小屋。嫌になるほどのアップダウンを繰り返す。しかも一つ一つがデカイ。途中雨雲の切れ目から見える富山湾が美しかった。虹も見えてほんの少し和む。日が暮れて来るといよいよ厳しい区間に。飯島選手はかなり寝不足のようで時々フラ~っと寝てしまう。米田選手が体を支えてあげる場面もあった。最後の下りあたりで柏木選手が転倒して膝を打ったようだ。かなり痛そう。這松帯を抜ければようやくスゴ乗越小屋のテン場が見えた。いくつかの選手のシェルターがすでに張ってある。サイトは半分水没気味だが仕方ない。

20:00
スゴ乗越し小屋
シェルターを張り、雨具のままシュラフカバーに潜り込む。雨足は強くなる一方だ。何か食べようと思ったがずぶ濡れでそんな気も起きない。クリフバーを食べたような気がするがイマイチ思い出せない。明日の行程も長い。2時間程仮眠して0時過ぎに出発予定で目を閉じるとすぐさま落ちた。

2日目へ。
日々練成


[ 2014/08/20 20:59 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(0)

TJAR2014 お礼と報告

 御礼と報告

 TJAR2014の大会前中後を含めて、沢山の支援と応援ありがとうございました。
 スタート地点のミラージュランドでは多くの方に駆けつけていただき、他のどの選手よりも大きな声援をいただいて本当に心強く、嬉しかったです。また、コース途中の声援、手製の横断幕や旗まで作っていただいての応援は、長い行程の中で萎みそうな心を何度も立ち直らせてくれました。
 ツイッターやフェイスブックでのツイートやコメント、全てに返信する事は出来ませんでしたが、全て読ませていただきました。見ず知らずの方まで応援していただける心強さは何物にも勝るエネルギーになりました。
 途中のチェックポイントやコース上に駆けつけて頂いた方々からの応援に十分応えられずごめんなさい。特に後半は少し弱気になっていた部分もあり、応援を受けて泣いてしまいまともにお話する事も出来ませんでした。
 皆様からの応援が僕の前進するエネルギーになっていました。本当にありがとうございます。

 結果は残念ながらゴール手前45km地点でリタイアとなってしまいました。詳細は後ほど記録しますが、足のダメージが酷く頭では進もうとしても全く足が動かない状態でした。体が動かないので体温も上げられず、冷たい雨の中でこれ以上留まる事は危険であり、制限時間にも間に合わないと判断してのリタイアでした。
 
 歩けない程のダメージに至る経緯は完全に僕のミスです。気象条件は全ての選手に平等であり、装備やウェアの選択もルール上で決められた中で個人が判断して選択しています。全て自己責任、これはこのTJARの根幹をなすものです。その中で自らのミスでリタイアに至った事については僕自身は全て納得しています。(応援していただいた方には申し訳ありません)

 これで僕のTJAR挑戦は終わりです。2年間の準備を経てこの偉大な大会に挑戦出来た事自体が僕の目標であり、結果だと思っています。次は無いとの覚悟での挑戦でした。勿論、次回へ挑戦すれば今回の経験を生かして完走する事も出来るかもしれません。しかし一般人が2年間という期間を経ての挑戦は並大抵のものではありません。

 2年間、誰よりもハードなトレーニングをして、沢山のお金をつぎ込んで装備を選択し、家庭や仲間との時間を削ってまでこの大会のために準備をして、書類選考を通過し、選考会を合格し、判定会議も通過して、それでも最後の抽選で落とされる。それでも納得出来る覚悟があるか、という事です。
 TJARに参加するという事は「2年間の全てを覚悟する事が出来るか」という事だと思っています。体力、経験、判断力、全て僕より勝っている方、何度もTJARを完走している方が抽選で落選されています。そんな中でも再び次の大会を目指そうとする方もいます。まさに落とされるのは覚悟の上、でしょう。本当に素晴らしい事だと思います。

 僕は2年という期間をTJARの準備のために経験して、次はないな、と覚悟していました。書類選考で落ちても終わり、選考会で落ちても終わり、抽選で落ちても終わりのつもりでした。一番の思いは、家族にこれ以上負担はかけられないという事でした。休みの度に家庭より優先して山に出掛け、沢山のお金も使いました。それでも文句一つ言わずに応援してくれる家族がいたからこその挑戦でした。

 ただこの大会のために、それだけを考えてきた2年間でもありました。景色を楽しむ事も少なく山を駆け抜け、少しでも良い性能だと思った装備は多少高くても買っていました。全てがこの大会のためでした。しかしそれも今回の挑戦で終わりです。これからは家族との時間を大切にして、余裕があればもっと深く、ゆっくり山を楽しみたいと思います。そしてこの2年間で得た経験を活かし、挑戦する事の素晴らしさ、楽しさ、辛さを誰かに伝えていけたらと思っています。

 最後に
 大会関係者の皆さん、運営本当にありがとうございました。並々ならぬ努力と多くの方の尽力と理解、協力があったのだと思います。僕達選手の見えないところで、僕達以上に走りまわってくれた事を本当に感謝しています。ずっと選手をまってくれていたチェックポイントでは、疲れから無愛想な態度をとってしまったかもしれません。笑顔で通過出来なくてすみませんでした。
 大会を通して選手を撮影してくれた方々、僅かな瞬間のために雨の中長時間待っていてくださりありがとうございます。大した被写体でなくてすみません。
 山小屋の方々、笑顔と美味しい食事をありがとうございます。次の小屋についたらカレーを食べよう、それだけを考えて進んでいた事もありました。温かい食事と小屋の方の優しい笑顔は僕達選手を何より元気づけてくれました。

 そして、共にあの雲の彼方を目指し、アルプスを駆け抜けた仲間達。大会中会う事も少なかった仲間もいたけど、その存在はアルプスの空の下で感じていました。稜線の暴風雨の中を共に進んだ時、暗闇の中ヘッドライトだけでお互いの存在を確認している時、山小屋で偶然会った時、孤独のロードを走っている時、遥か先に見えたヘルメット。無念のリタイアをした選手、最後まで完走した選手。全て同じ時間を共有した仲間です。皆さんの存在が僕を前に進めてくれました。この経験を出来た事にただ感謝。ありがとう。僕に次は無いけど、また次回を目指す仲間もいるでしょう。無事に大浜海岸へ辿りつける事を願っています。
 
 TJARは人生の縮図
 共にあの雲の彼方を目指して
 想いは継がれてゆく

 ありがとうございました。
 日々練成

 

 追伸:米田選手、柏木選手、近いうちにゆっくり山で会いましょう!

[ 2014/08/19 19:39 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(34)

明日スタート地点へ出発&お知らせ

 装備のパッキングと点検も済んでデポの荷物も準備完了。台風の影響で厳しい北アルプスになるだろうから、寒さと停滞を考えて少し装備も変更。行動食水1L込みで6.7kgと少々予定より重くなってしまったがこんなものだろう。明日は午後にスタート地点へ向けて出発予定。受付開始頃には到着出来るかな。

明日からはブログの更新はツイッターメインになります。ブログ左側にツイッターの投稿がありますので見て頂ければと思います。もちろんフォローもよろしくお願いします。また、TJAR2014ホームページにてGPSによる選手のリアルタイム追跡を見る事が出来ます。さらに選手から大会中の様子をホームページに随時掲載してもらえるので、なるべくこまめに様子を伝えたいと思います。

ツイッター         https://twitter.com/zax5m3 
ツイッターアカウント   misago@tjar2014
大会選手記事(僕)   http://www.tjar.jp/2014/athlete/09/
大会選手追跡      http://www.tjar.jp/2014/here/index.html

ではスタートラインへ。
日々練成

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基本装備一式。明日からよろしくお願いします。

[ 2014/08/08 22:13 ] 独り言 | TB(0) | CM(21)

楽しみも少しづつ

昨日は盛大な壮行会をしていただきありがとうございました。
大会出場が決まってから、今までにない不安と緊張の続いた1か月だったが、ここにきて少し気持ちが変化し楽しみも出てきた。やはり楽しむくらいの余裕がないと。

明日は装備品の最終確認とデポ品の発送をする予定。台風の影響で初日の剣岳はかなりやばそうだ。初日でどこまで距離を稼げるか、万が一停滞となると二日目が厳しい行程になるだろう。それでもやるしかない。

日々練成

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MH.TRCからお守りを頂いた。これで道中は安心!ありがとうございます!


[ 2014/08/07 19:31 ] 独り言 | TB(0) | CM(4)

TJAR2014壮行会ありがとうございます。

今日は仲間がTJAR2014の壮行会を開いてくれました。素晴らしい仲間の応援を頂いて、大会を完走するという思いが更に強く、確かなものになりました。皆さん本当にありがとうございます。必ず完走して大浜海岸で完全燃焼したいと思います。

日々練成


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最高の仲間です、応援ありがとうございます!必ず完走します!
[ 2014/08/06 23:41 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(0)

Kalafina the best  red&blue

Kalafinaさんがベストアルバムを出してくれた。しかも2枚組。速攻で車のHDDに入れてパワープレイ。思えば前作のアルバムはHDDに入れてからずっと繰り返しこれしか聞いていない。それぐらい飽きないアルバムだ。ベストともなればもう1年以上は回せるんじゃないか。どれもファンのみならず聞いてほしい曲ばかり。是非みなさんもKalafinaの歌声とハーモニーに酔ってください。

日々練成

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待望のBestアルバム。もう聞くしかないでしょう。
[ 2014/08/05 21:37 ] 独り言 | TB(0) | CM(0)

台風の影響とか

朝起きると路面が濡れていた。帰りの自転車が心配だったが、仕事が終わる9時前には路面も乾きこれなら大丈夫と帰宅中、まさかの雨。ひたすら家を目指して進むしかないが幸い強くはならず路面も濡れる事は無く無事帰宅。風が強く曇り空の天気の一日で台風12号の影響だろうか。11号はどうやらスタートから2日目まで影響しそう。風雨の北アルプスになりそうだ。せめてスタートは雨が止んでいて欲しいところだがどうだろう。いきなり雨は勘弁してほしい。

日々練成


[ 2014/08/04 19:40 ] 独り言 | TB(0) | CM(0)

昼寝&行動予定計算

今日は3時起きで出勤だったので昼過ぎから眠気がやばかった。休憩時間に10分程仮眠したらスッキリして仕事が出来た。大会中も睡眠時間は5時間ぐらいだろうから僅かでも昼寝は重要だ。普段から昼休みに10分程昼寝しているので大会中も昼間の眠気が来たらさっと目を閉じて10分程仮眠するようにしたい。僅か10分だが昼寝の効果は大きい。

行動予定とCPの通過時間を計算しているが北アルプスから中央までの時間が微妙で難しい。それに何やら9日から天気も怪しくなってきた。台風11号の影響だろうが、あと1週間もすれば好転するでしょう。やっぱり山は晴れを望みます。

日々練成
[ 2014/08/03 17:39 ] 独り言 | TB(0) | CM(0)

久しぶりのCBR250RR&MT1210とディスタンスFL

友人に預けてあるCBR250RRを別の友人がバイク免許を取ったのでメンテから学びたいので貸してもらえないかと連絡があった。僕的にはマシンを良く知る人で機械いじりが好きな友人なら預けてもいいと思っているので今日友人のガレージまで運転していった。久しぶりに乗るバイクはいいものだった。上下パッド付のパンツとジャケットを着てフルフェイスヘルメットにレザーグローブを着ると灼熱だったがそれでも走行中は涼しく久しく忘れていた感覚が心地よかった。モーターサイクルもいいものだな~。

帰宅するとMT1210とストックが到着していた。MT1210は奥様のお姉さんにお願いして買いに行ってもらったのだ。感謝です。今日早速慣らしのために15kmほどロードを走った。これでシューズはOK。ストックはいつものディスタンスを新品で使う。シューズもストックもデポに予備でスタンバイだ。残り1週間、やる事をやるのみ。

15.2km 82分

日々練成

[ 2014/08/02 19:38 ] 独り言 | TB(0) | CM(4)

Nine Lives

TJAR2014のゼッケン番号が通知された。僕の番号は「9」。覚えやすい番号だ。この番号と共に日本海から太平洋まで無事に辿り着く事が出来るか。やるしかない。

予備のシューズも無事届いた。本当に多くの人に支えられているのだと感謝しかない。来週初めにはデポ品を梱包。最終的な装備のチェックをする予定。いよいよカウントダウンだ。

日々練成
[ 2014/08/01 23:05 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(0)