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TJAR2014 お礼と報告

 御礼と報告

 TJAR2014の大会前中後を含めて、沢山の支援と応援ありがとうございました。
 スタート地点のミラージュランドでは多くの方に駆けつけていただき、他のどの選手よりも大きな声援をいただいて本当に心強く、嬉しかったです。また、コース途中の声援、手製の横断幕や旗まで作っていただいての応援は、長い行程の中で萎みそうな心を何度も立ち直らせてくれました。
 ツイッターやフェイスブックでのツイートやコメント、全てに返信する事は出来ませんでしたが、全て読ませていただきました。見ず知らずの方まで応援していただける心強さは何物にも勝るエネルギーになりました。
 途中のチェックポイントやコース上に駆けつけて頂いた方々からの応援に十分応えられずごめんなさい。特に後半は少し弱気になっていた部分もあり、応援を受けて泣いてしまいまともにお話する事も出来ませんでした。
 皆様からの応援が僕の前進するエネルギーになっていました。本当にありがとうございます。

 結果は残念ながらゴール手前45km地点でリタイアとなってしまいました。詳細は後ほど記録しますが、足のダメージが酷く頭では進もうとしても全く足が動かない状態でした。体が動かないので体温も上げられず、冷たい雨の中でこれ以上留まる事は危険であり、制限時間にも間に合わないと判断してのリタイアでした。
 
 歩けない程のダメージに至る経緯は完全に僕のミスです。気象条件は全ての選手に平等であり、装備やウェアの選択もルール上で決められた中で個人が判断して選択しています。全て自己責任、これはこのTJARの根幹をなすものです。その中で自らのミスでリタイアに至った事については僕自身は全て納得しています。(応援していただいた方には申し訳ありません)

 これで僕のTJAR挑戦は終わりです。2年間の準備を経てこの偉大な大会に挑戦出来た事自体が僕の目標であり、結果だと思っています。次は無いとの覚悟での挑戦でした。勿論、次回へ挑戦すれば今回の経験を生かして完走する事も出来るかもしれません。しかし一般人が2年間という期間を経ての挑戦は並大抵のものではありません。

 2年間、誰よりもハードなトレーニングをして、沢山のお金をつぎ込んで装備を選択し、家庭や仲間との時間を削ってまでこの大会のために準備をして、書類選考を通過し、選考会を合格し、判定会議も通過して、それでも最後の抽選で落とされる。それでも納得出来る覚悟があるか、という事です。
 TJARに参加するという事は「2年間の全てを覚悟する事が出来るか」という事だと思っています。体力、経験、判断力、全て僕より勝っている方、何度もTJARを完走している方が抽選で落選されています。そんな中でも再び次の大会を目指そうとする方もいます。まさに落とされるのは覚悟の上、でしょう。本当に素晴らしい事だと思います。

 僕は2年という期間をTJARの準備のために経験して、次はないな、と覚悟していました。書類選考で落ちても終わり、選考会で落ちても終わり、抽選で落ちても終わりのつもりでした。一番の思いは、家族にこれ以上負担はかけられないという事でした。休みの度に家庭より優先して山に出掛け、沢山のお金も使いました。それでも文句一つ言わずに応援してくれる家族がいたからこその挑戦でした。

 ただこの大会のために、それだけを考えてきた2年間でもありました。景色を楽しむ事も少なく山を駆け抜け、少しでも良い性能だと思った装備は多少高くても買っていました。全てがこの大会のためでした。しかしそれも今回の挑戦で終わりです。これからは家族との時間を大切にして、余裕があればもっと深く、ゆっくり山を楽しみたいと思います。そしてこの2年間で得た経験を活かし、挑戦する事の素晴らしさ、楽しさ、辛さを誰かに伝えていけたらと思っています。

 最後に
 大会関係者の皆さん、運営本当にありがとうございました。並々ならぬ努力と多くの方の尽力と理解、協力があったのだと思います。僕達選手の見えないところで、僕達以上に走りまわってくれた事を本当に感謝しています。ずっと選手をまってくれていたチェックポイントでは、疲れから無愛想な態度をとってしまったかもしれません。笑顔で通過出来なくてすみませんでした。
 大会を通して選手を撮影してくれた方々、僅かな瞬間のために雨の中長時間待っていてくださりありがとうございます。大した被写体でなくてすみません。
 山小屋の方々、笑顔と美味しい食事をありがとうございます。次の小屋についたらカレーを食べよう、それだけを考えて進んでいた事もありました。温かい食事と小屋の方の優しい笑顔は僕達選手を何より元気づけてくれました。

 そして、共にあの雲の彼方を目指し、アルプスを駆け抜けた仲間達。大会中会う事も少なかった仲間もいたけど、その存在はアルプスの空の下で感じていました。稜線の暴風雨の中を共に進んだ時、暗闇の中ヘッドライトだけでお互いの存在を確認している時、山小屋で偶然会った時、孤独のロードを走っている時、遥か先に見えたヘルメット。無念のリタイアをした選手、最後まで完走した選手。全て同じ時間を共有した仲間です。皆さんの存在が僕を前に進めてくれました。この経験を出来た事にただ感謝。ありがとう。僕に次は無いけど、また次回を目指す仲間もいるでしょう。無事に大浜海岸へ辿りつける事を願っています。
 
 TJARは人生の縮図
 共にあの雲の彼方を目指して
 想いは継がれてゆく

 ありがとうございました。
 日々練成

 

 追伸:米田選手、柏木選手、近いうちにゆっくり山で会いましょう!

[ 2014/08/19 19:39 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(34)