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 TJAR2018 選考会 1日目


 前日は雨宮さんの家に前泊し、午前0時に駒ケ根へ向けて出発。一昨年はこの時点で土砂降りだったのだが今回はまだ大丈夫だ。1時半に駒ケ根へ到着するとすでに受付準備がされていた。関係者に挨拶して僕たちもスタッフ業務にとりかかる。久しぶりに会うTJAR同級生との会話はやっぱり楽しい。2時半にスタッフミーティングが始まり、受付準備も完了。3時過ぎ頃からポツポツと選手が受付にやってくる。緊張か気合か、皆表情は固い。その気持ちが伝わるのかこちらも真剣になる。
 装備チェックも少々の不備があったものの概ね問題なく終了。ブリーフィングも終わりいよいよ6時のスタートだ。今日の天気は正午前から崩れる予定。稜線は風雨なので参加者の装備も若干多めだ。

 スタート前に集合写真を撮っていよいよスタート。皆勢いよく走っていく。結構飛ばすのね。スタッフも記念撮影したらそれぞれの持ち場に移動だ。
 僕とTJAR2016完走者の吉藤君は参加者中位のマーシャル兼スイーパー。参加者が69名なので35位~45位くらいで行動する予定。8時半に市野瀬に到着して準備。望月さんと雨宮さん、北野さん飴本さんもスイーパー業務で待機していた。
 予想よりはるかに速いタイムでトップ集団が市野瀬に到着。2時間ちょっとという驚異的タイム。続々と2時間半あたりのタイムで市野瀬に参加者が到着。今回は全体的にものすごく速い。皆引っ張られてしまったのかな?ここで飛ばすと後半に響くので心配。

 僕と吉藤君も9時に柏木登山道を出発。天気はまだ曇。相変わらずの登山道だがゆっくり目に歩く。地蔵尾根は地図読み区間になっているので参加者も慎重に歩いているようだ。何度か新しい林道を交差する。地図読みポイントはそれほど難しい場所ではなかった印象。松峰小屋あたりで雨が降り出し、気温が下がってきた。早めにレインの上を着る。参加者もレイン上下を着始めている。早めの対策はとても良い事だ。

 2736ピークで稜線に飛び出す、ここからは吹き曝しで案の定風も出ている。一気に体温が奪われるので注意。35~40位前後の参加者は皆堅実で慎重に行動している印象だ。派手なスピードはなくとも確実な行動をとっている感じ。経験値が高いと感じた。

 仙丈ケ岳は15時到着。ここまでトラブルやアクシデントはなし。大仙丈ケ岳方面へ下る。雨は冷たいが風はそれほど強くないのでコンディションとしてはそこそこな感じ。数名の選手はちょっと疲労の色が見えるが足取りはしっかりしていた。苳ノ平ぐらいまではハイマツ帯だが、このあたりから樹林帯に入るので風も気にならない。気になったのが行動食のゴミが目に付く事。落としてしまうのは仕方ないかもしれなが、後続の参加者がそれを拾わないのが気になった。そこまでの余裕すらないのはちょっと問題。

 伊那荒倉岳で16時半。高望池では応急処置課題のテストが行われていた。さすがに対策をしてきているので出来ないという人はいないと思うけど、もっとパパっとやった方がいいかなと思う人は何人か目に付いた。

 横川岳で17時半。野呂川越まで下ったら両俣までの滑りやすい下りを慎重に降りる。数名の参加者は脚の踏ん張りがきかなくなっている人もいたようだ。予定通り18時半前に両俣小屋到着。天場ではすでにシェルターの設営テストが行われていた。何となく大半の人が苦労している印象。そして地図読み課題の提出答案を濡らしまくっている人も多い。余裕があまりないのかな?

 僕たちの業務はこれで終了だが、受付やシェルターテストの手伝いを少し。そういえば今日はあまり食べていないのを思い出して雨宮さんのテントで食事(テン場の関係でスタッフはなるべく共用装備)20時過ぎてもシェルターの設営テストは続いていた。雨でぬれた装備を体温で乾かし、シュラフカバーで保温。明日は1時起床予定で就寝。参加者の皆さんもお疲れ様でした。

 1日目の印象としては、とにかく皆ロードが速い!速い事は悪くないのだが、実力以上のスピードを出している印象が感じられた。集団で走るとどうしてもペースが上がってしまうが、それで置いて行かれると思ってペースアップしてしまうのではなく、こういう時こそマイペースを維持できる気持ちが必要。登山道では僕のいた前後の選手は皆確実に行動しており手堅く経験豊富な印象だった。(そうでない人もいたけど)課題ポイントで停滞すると体温が下がって震える人も少なくない。こういう時にどうすればいいかは自分が経験しないと分からないと思う。シリアスなコンディションで培われた経験が活きるのではないだろうか。
 
 それでも初日は参加者皆さんの熱い想いが伝わってきた。自分も参加者だった事を思い出し、慢心しないようにしないと、と考えさせられた選考会の1日目だった。

 日々錬成

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 装備チェック。それぞれの考えやスタイルが反映されていてとても興味深い。

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 スタート前のブリーフィング直前。皆緊張からか表情が固い。

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 恒例のスタート前集合写真

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 スタート直後。みんな速いなー

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 同じくスイーパー業務のモチニキと入野谷さんにて

 
[ 2018/06/25 06:33 ] TJAR2018 | TB(0) | CM(0)