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オーバートレーニング、アンダーレスト


 先日Facebookで見かけた友人の投稿。
 その方は毎日のようにランニングを練習し、休みともなれば山中のトレイルを繋げて長い距離を走ったり、県境を越えて100km近く走ったりと厳しい練習をこなしている方だ。練習休みなんて聞いたことがないくらい毎日走っていて大会も年に何回も出ていた。
 しかし大会ではここのところずっと結果が出ず、記録どころか完走も出来ないような状態で途中棄権することが続いていた。本人もあんなに練習したのに、スタートして全然力が入らなくてダメだった、と。あんなに練習したのにまだまだ弱い、もっと練習しないとと綴っていた。

 僕が思うにこの方は典型的なオーバートレーニング症候群だと思う。
 毎日練習するうちに走らない事が罪悪感になり、たとえ故障しようと怪我しようと風邪をひこうと走った方が良いと考えてしまうようになってしまったのだ。この考えはある程度走っている人なら分るだろうと思う。だがこれはとても危険だ。人間無限に走り続けるようになんてできない。どこかで適度に休養しないと身体は壊れてしまう。

 以前に見た記事で書いてあった話。若く才能豊かで実力も確かなランナーが、練習に練習を重ねた大会で結果が出なかった。それからより厳しい練習をするため一人で練習を行い、コーチからはメールでメニューを受け取るだけ。しかしその選手はメニューの休養項目は取り入れずひたすら練習メニューを指定の量より多くこなしていた。疲労が重なり大会では力を出すことなく散々な結果が続く。そして更に強度の高い練習をする。それを繰り替えした結果、怪我や心身の衰弱が重なり若くして結果を出すことなく引退したというプロランナーの話だ。

 厳しい練習は結果を出すのに不可欠だが、相応の休養も必要なのだ。
 今日はいつもより身体が重い、もっと練習しないと!先月より倍の距離を走っているのにタイムが出ない!もっと練習しないと!大会前日まで練習したのに結果が出なかった!もっと練習しないと!…真面目に練習する人は自分に厳しいので結果が出ないと自分の練習が足りないと思ってしまう。身体の悲鳴が聞こえていなくなってしまうのだ。そして慢性的な怪我もする。

 真面目な市民ランナーは総じてオーバートレーニング気味だと思った方がいい。厳しい練習をするなら休養も長くとろう。休養は悪じゃない。走った分休もう。疲労抜きランなんてしなくていい。アクティブレストなんて少しでいい。休養日は歩くのも禁止だ。積極的休養を積極的に取りすぎている。ジョグノートが毎日記録で埋まっている人、週に1回は休もう。1週間走らなくたって走力は落ちない。むしろ回復して気持ちよく走れる。

 休養も練習。回復しないと能力は向上しないのだから。

 日々練成
[ 2019/07/18 06:48 ] 独り言 | TB(0) | CM(0)