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黒部横断② 針ノ木谷~黒部川 (テント泊)


 川幅が広くなってくるとその先に開けた地形が見えてきた。黒部湖である。現在は水量が減り湖底が完全に出ているのだ。ようやくここまでこれた。しかし困難は続く。針ノ木谷側から平の渡側へ移動するのに大きな雪解け川が流れていてこれを渡渉しなければならない。サンダルに履き替えて渡渉ポイントを探してうろうろするもののどこも川幅は広く流れも急だ。しかも思ったより深い。どうにか渡れないかとちょっと流れに足をいれると緩んだ底の砂礫が膝まで足を飲み込む。雪解け水は痺れるような冷たさで長い事浸かってなんかいられない。そのうちamatchは流れにサンダルを片方持って行かれてしまった。当然片足は裸足である。湖底はごろごろ石だらけで裸足はキツイだろう。

 意を決してamatchが渡りだす。やはり流れは急で膝上までの深さにまでなると水圧が相当厳しいみたいだ。おまけに重荷とバランスを崩したら大変なことになる。慎重に流れを読んで無事対岸に到着。僕もポイントを決めて渡る。痺れる冷たさと水圧に恐怖を覚えながらなんとか無事に対岸に渡れた。しかし予想外の深さにウエアを濡らしてしまった。反省である。

 どうにか二人して対岸に渡ると先行者の方がツエルト(!)を張っていた。挨拶してトレースのお礼をいう。黒部横断は何度かやっていて今回はとあるルンゼを滑るのが目的らしい。その装備やスタイルを見てもさぞ名のあるスキーヤーの方であろう。(K岡さんありがとうございました)

 先行者の隣に適地があったので雪上に幕営。amatchの豪華なテントで余裕のあるテント泊だ。テント内に潜り込めばあたたかく快適な宿。持ってきた食料を各々が調理して安らぎの食事タイム。
 
 しかしイマイチ言葉少なな二人。体力的には余裕があるのだが、なんというか精神的にやられた感じだ。こんなはずじゃなかったという事がたくさんあり黒部は甘くないと思い知らされた。しかし明日はいよいよザラ峠越えが待っている。ビールで乾杯もそこそこにシュラフに潜り込むといつの間にか落ちていた。

 続く

 日々錬成

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 川幅が広くなりおおきな石が目立ってくる

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 ここも渡渉

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 対岸の平の渡とヌクイ谷が見えた。手前は渡渉した雪解け川

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 渡渉ポイント探してうろうろ。白波立つほど流れは激しい

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 どおおりやあああ(冷たい!)

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 今夜の宿は豪華な別荘だ

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 サッポロクラシックヴィンテージで乾杯
[ 2018/04/04 23:39 ] 特別企画 | TB(0) | CM(0)

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