色々なジャンルでもあることだけど。
なんでも人気が出てくると以前からやっている(ファンだった)人達が原理主義化するような現象がある。気持ちはわからんでもない。俺たちは昔からこれをやっているのに流行りに乗っかってきただけのニワカが!となるのは分かる。しかしそのうち「これはこうでなきゃいけない」「そんな事をするのは初心者だ」といった事になり新規参入を制限してしまう。それって自分達の首を絞めているのでは?新規参入を制限すると低辺層の人口も少なくなって結果的に将来はそのジャンルの衰退に繋がると思うんだけど。
ジャンルの中でも色々な枝分かれしたジャンルがある。例えば自転車だってロードバイクからMTB、自転車旅行に競技専門と細かく分けたらきりがない。それぞれが独立してジャンルとして成り立っているのに、ロードバイク以外は自転車じゃない!なんて言い出したらそれこそ戦争になる。キャンプだってそうだ。Wikipediaによると
「キャンプ」と言うと、その多くがテントや即席の小屋状構造物での滞在を指すことが多いが、実際には特に限定はなく、岩窟などの自然地形を利用して生活することや、簡単なツェルトなどでの一時的なビバーク、積雪期に雪洞を掘りそこで過ごすなど、広義には、ともかく野(野外、屋外)で一時的に生活すること全般を指す
とある。要は屋外で一時的に生活するならなんでもキャンプなのだ。オートキャンプやデイキャンプ。最近ではグランピングなんていうスタイルも出ている。どれもこれもキャンプだが、原理主義的にはいわゆる野宿であり、旅の行程で行きずりで屋外に泊まる事以外はキャンプでないらしい。それはそれで結構だけど、ではそういう人達がオートキャンプ等をキャンプでないと非難しだしたら現代のキャンプなんて広義にはほぼ消滅してしまう。
自分達のスタイルは自由にすればいいと思うけどそれを他に押し付けたり、こうじゃないと〇〇じゃないというのは前述したとおりそのジャンルの衰退を招く。(原理主義的にはそうでもいいのかも?)広義では同じ括りのジャンルであれば、流派の違いには(攻撃されたりしなければ)不干渉でいればいいのでは?
「あなたたちはそうなんですね。私たちはこうです。お互い楽しくやりましょう。では。」
でいいのではないかな。
そのジャンルで影響力のある人が自分のスタイル以外を排除しようとするならそれは大きな議論になると思う。戦争したいなら別だけどね。
自分が気に入らないと思っても直接攻撃されたりしなければ不干渉で行きましょう。