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TJAR2014記録 6日目その2 (15日)

 6:00?
 ガレた三国平をストックを使って進む。再びガスが湧いてきて再び視界はなくなった。何人かの登山者とすれ違う。熊ノ平近くになると樹林帯に入る。良く整備された道を進む。

 6:45?
 熊ノ平小屋
 先に着いていた米田選手が小屋前のベンチでアルファ米を食べていた。小屋の食事は10時からだという。パンか何かを買おうと思い、小屋を訪ねるとご主人が対応してくださった。食べる物を聞くと何と食事も可能だという。カレーにラーメン、うどん・・・。まさかこの時間に食事出来るとは。本当に感謝。米田選手にも声をかける。もちろんカレー大盛りを二人で注文。外のベンチにまで運んでいただいた。ちょっとピリ辛なカレーは食欲がわいてくる。サラダと手製のロールケーキまで付いて大満足だった。
 少し装備もテラスで干させてもらう。太陽が当たってよく乾くと思っていたら、一瞬にして雨が降ってきた。慌てて装備を撤収。ああ、今日もやっぱり雨か。雨用にしっかりパッキングして、8時に小屋へ食事のお礼を言って塩見岳へ向けて出発。

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熊ノ平大盛りカレー!サラダにデザートまでついて最高です!

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米田選手もおいしいカレーに笑顔

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カレーは飲み物


 仙塩尾根を行く。雨は小降りだがずっと降っていた。稜線は風が強くガスが吹き飛ぶように流れていく。安部荒倉岳を過ぎ、竜尾見晴?ではピークの岩に隠れるように女性が風雨の中コーヒーを飲んでいてビックリした。応援をいただいて先へ進む。、途中眠気が来たので10分程座って仮眠。米田選手は少しお腹の調子が悪いので後から追いつくという。一人で先へ進む。
 新蛇抜山を過ぎたあたりだろうか?登山者にお会いして少し話をする。どこへ行くのかと聞かれたので塩見岳と答えると、こっちは逆方向だという。そんな馬鹿な。道は一本しかないはず。地図を確認するが間違いなくこの道で進む方向もあっている。しかしその方は、自分は塩見から荒川岳へ向かっている。昨日は熊ノ平に泊まったといっている。しかしコンパスを当てると僕たちは南へ向かっているので間違いない。途中合流した米田選手も確認するが間違いない。コンパスの方向を見せて納得?してもらい僕達は先へ進んだ。

 途中米田選手はやはり調子が悪いらしく後から来る事に。北荒川岳へ着くと物凄い風雨。砂地の稜線は反対が崩壊していて大迫力だ。飛ばされないように姿勢を低くして塩見岳を目指す。稜線を巻くような道にはいるとぬかるんでいて大変だった。しばらく進むとガレ場に変わる。ガスの向こうに見えるシルエットは塩見岳だろうか?ガレ場の登りをどんどん登る。登りはむしろ楽しいくらいなので苦しくはなかった。しばらく進むとさらに奥にシルエットが。そんなに甘くないですね。何度かシルエットに騙されながら北股岳分岐に到着。少し地図で確認していると何となく米田選手の気配が。少し待つとやっぱり米田選手が登場。手を振ると元気に答えてくれた。体調も戻ったようで良かった。再び二人で進む。

 12:00
 塩見岳東峰
 山頂表示の影に男性が一人座っていた。風雨の中大丈夫だろうか、声をかけると大丈夫だというので先へ進む。

 12:07
 塩見岳西峰
 長い仙塩尾根が終わった。さあこの風雨から逃れよう。稜線からガレた下りへ。足のダメージがキツイ僕は米田選手に先へ行ってもらった。塩見小屋はスルーして分岐を三伏峠方面へ。このあたりまでくると樹林帯で風もなく少し気が休まる。ぬかるみ気味の登山道を進んでいく。1時間弱で本谷山を通過。少し下って登り返せば三伏峠小屋はすぐそこだ。
 
 16:30
 三伏峠小屋 関門
 無事関門通過。ここにはTJARのスタッフが待っていてくれた。安部選手や江口選手、柏木選手の様子を聞くと、3人と平井選手は無事に市野瀬の関門を通過したという。皆元気そうだという話を聞いて安心する。小屋へ向かうとすでに米田選手がTJAR名物グルメ、三伏峠小屋名物超大盛りカレーをスタンバっていた。僕も注文しようと受付へ行くと、小屋の方が「超大盛りカレー、いっちゃう~?」と言ってくれたので、勿論!と答える。CCレモンとおいしそうなゼリーも注文する。運ばれてきたカレーは噂に違わず器からはみ出そうな盛り。米田選手とがっつりいただく。選考会でお会いした醤油屋さんもTJARのスタッフとしてこのチェックポイントにいてくださった。少しお話して元気をもらう。小屋の方に断って、乾燥室で少し雨具を乾かす。僅かだが少しでも乾いた方がいいだろう。
 米田選手と作戦会議。ここまで予定よりかなり時間がかかってしまった。この先はあまり余裕がなくなりそうだ。今日中には理想は百閒洞だが、荒川小屋までは行っておきたい。コースタイムでは10時間近く。しかし行くしかない。行けるところまで行こうと元気を出して出発した。

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三伏峠小屋名物、TJARグルメの超大盛りカレーを食らう


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超大盛りだけでなく、手間がかけられて味も超おいしいカレーでした

 18時頃日没でヘッドライトオン。風雨も強まり、ガスと共に視界を遮る。樹林帯を通ったり、稜線に出たりと繰り返す。小河内岳を過ぎて更に進む。稜線に出るとルートロスをしてうろうろする事が何度か。稜線は寒く一気に体温が奪われた。大日影山を過ぎた頃だろうか。時間は22時か23時ぐらい。再び眠気が襲ってきて幻覚も出てくる。スピードが落ちてきて体も冷えてきた。何度か立ったまま寝てしまったりしてお互いに起こしあう事も。まだ荒川岳にすらついていないのにこれは先が思いやられる。かなり限界がきたところでビバークして仮眠しようと適地を探すが幻覚と現実の区別も曖昧でなかなか場所が定まらない。少し平地を見つけてもうここでいいやと米田選手とストックシェルターを無理やり張る。靴は脱いだが中に入れる気も起らず、外に放置(ごめんよMT1210)風も強く雨も降っている。朦朧とする意識の中でヴィヴィに入ったような気がするがどうだっただろうか。うつうつとしながら意識は沈んでいった。

 7日目へ
 日々練成

 

 

 
 
[ 2014/08/27 20:36 ] 2014TJAR | TB(0) | CM(2)

みさごさん、こんばんわ。

大会中は木曽駒通過したあたりの1、2日しか晴れの日がなかったんですね。。。本当に今年のTJARは過酷だったと思います。。。お疲れ様でした。

山小屋では毎回大盛りカレーが出ていますね~。こんなに短期間で山小屋カレーの食べ比べをできるなんて、TJARの選手の方々しかできないですね。

立ち眠りや幻覚・・・青レンジャーは経験したことのないものですが、米田選手と励まし合いながら無事で良かったです。

塩見岳を逆走されていた登山者の方は無事に荒川岳に行かれたか心配ですね。。。
[ 2014/08/27 22:56 ] [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> 青レンジャー さん

 いつもありがとうございます。木曽駒ケ岳では寒い思いをさせてしまったようですみません。
 山小屋の楽しみといえば食事ですから、そればかり考えていた時もありましたね。それぞれの小屋に名物料理があるようで面白かったです。でも山小屋で食事するのはこれが最後かな。やっぱり山では自己完結でいたいと思うのが僕の思いです。

 幻覚は本当にヤバい時もありました。後半は常時幻覚だった時もあってやはりかなり疲労していたのでしょうね。米田選手という相棒がいなければもっと厳しかったと思います。

 あのオジサン、大丈夫だったでしょうか。しっかりした装備と足取りだったので単なる勘違いと思いたいです。
[ 2014/08/28 17:15 ] [ 編集 ]

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